2021年2月1日に、JALの旅コミュニティ「trico」は開設2周年を迎えました!これまでに、延べ1万5千人の方にお楽しみいただいています。
いつもtricoを盛り上げてくださっている皆さんに感謝の気持ちを込めて、“特別な思い出に残るイベントを企画したい”という想いから、この「trico特別チャーターフライト」の企画がスタートしました。
今回は、そのチャーターフライト実施までの裏側をご紹介します!
新型コロナウイルス感染症の拡大で先行きが見通せないなか、2周年イベントで何をやろうか検討を始めたtrico編集部。
「できればリアルイベントを開催したいけれど、オンラインイベントの可能性もある」「ご旅行を控えている方も多いので少しでも旅気分を味わっていただける企画にしたい」など、さまざまな意見が交わされました。
そんなとき、とあるユーザーの方の投稿を目にしたtrico編集部。
そこには「tricoでチャーターフライトを飛ばしてほしい!」というご提案が。
そこで、まずは路線事業部のチャーターフライト担当部に相談。
trico編集部からの提案を受け「面白そう!」と担当者も笑顔で答えてくれたため、実施に向けて準備を加速していきました!
イベントを企画するにあたり、我々trico編集部からの一方的な内容ではなく、trico会員の皆さんの声を反映した内容にしたい…
「そうだ!アンバサダー会員皆さんのお声をお伺いしよう!」ということで、昨年12月2日に行った「tricoオンラインアンバサダーミーティング」にて、2周年イベントでどのようなことを行いたいかをテーマに座談会を実施しました。
アンバサダーミーティングでは、皆さんからイベントに対する想いや願望を熱く語っていただき、リアルイベントとオンラインイベントどちらが良いかも含めてさまざまなご意見を伺うことができました。
その中でも「2周年は皆で集まってお祝いがしたい!」というたくさんのお声をいただいたことから「trico特別チャーターフライト」の企画を必ず実現したい!と編集部一同心に誓いました。
イベント実施まで急ピッチで準備を進めていた最中、緊急事態宣言の発出によりリアルイベントは延期せざるを得なくなってしまいました。
急遽「trico2周年記念イベント」はオンラインに切り替えて実施。画面越しでもお楽しみいただけるよう、当日はボーイング787機長の大畑キャプテンによる航空教室や、羽田空港にあるJALオペレーションセンターを中継で繋ぎ、見学会を実施するなど工夫を凝らしました。
一度は延期となってしまいましたが、trico編集部は決して諦めませんでした。
開催時期を改め、スタート地点から再出発。皆さんに楽しんでいただけるイベントを実施するべく、tricoスタッフだけではなく「チームJAL」として、さまざまな部署と連携・協力しチャーター実現に向けて進んでいったのです!
チャーター便として飛行機を飛ばすには、機材を確保しなければなりません。まず出発地と実施人数の規模を検討したあと、路線事業本部とミーティングを行い機材や便名を決めていきました。
出発地が決定した後、trico編集部で成田国際空港の下見を行い、当日の動線やどの場所に何を設置するかなどの場所を決めていきました。(到着ロビーにあるベルトコンベアでプレゼントを受け取っていただくのはどうか、というアイディアもこの時思いついたんですよ!)
そして、決定した機材に必要な各乗務員のアサイン、機内食の搭載、機内エンターテイメントで投影する映像の内容など、細部まで検討を重ねました。
機材が決まり、いよいよイベントのメインとなる機内でのコンテンツの企画がスタートです。
「tricoオンラインアンバサダーミーティング」にていただいたご意見を踏まえ、今回のチャーターの機材である国際線ボーイング767機長によるトークショーや、歴代制服を着用した客室乗務員によるファッションショーを企画しました。
今回トークショーに登場した吉田機長は、急遽オンラインで開催を行った「trico2周年記念イベント」に参加し「もっとtrico会員の皆さんとお話しをさせていただきたい」という想いからチャーターにも参加することとなりました。
そして、歴代制服を着用した3名の客室乗務員もtricoと関わりのある社員にお願いをしました。
一人目の塩田さんは、2019年3月末に羽田で"trico初のイベント"を実施した格納庫見学で、トークセッションを担当。また花谷さんと和才さんは、2019年9月に行われたビジネスクラス機内食の試食会に参加しています。
イベントに参加された方はもしかしたら見覚えがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね!
また今回3名が着用した歴代制服は、何代目の制服を誰が着用するかといった検討や試着会も行いました。
ほかにも今回のチャーターフライトにはさまざまな事前準備や陰で支えたスタッフたちが存在します。
企画商品の販売を行ったジャルパックは、ご応募のあったお客さまへの当選連絡や情報管理、お問い合わせの対応などを行いました。
JALSKYのスタッフはイベント当日にチェックイン業務やお客さまのご案内などを対応しました。また、当日皆さんにお渡しさせていただいたサンクスカードは、一枚一枚手書きです。
お越しいただいたお客さまに感謝の気持ちを込め、文字から想いが伝わるように丁寧に書きました。(もちろんtrico編集部も書かせていただきました!)
JALグランドサービス社員の想い
普段お客さまと直接お話しする機会はない仕事ですが、自分たちにできるおもてなしがしたいという想いから、スタッフ皆でダンスをしてお見送りをすることを企画しました。
振り付けはダンス経験者の新入社員が担当し「グランドハンドリングの業務が分かるようなオリジナルの振り付けにしよう」「手話を入れていろいろな方に少しでも伝わるようにしよう」といった工夫をしながら振りを考え、一生懸命練習をしました。
「今回のチャーターフライトの記念になるようなプレゼントがしたい」という想いから企画したオリジナルストラップの製作。
製作を担当したのは、航空機から取り降ろしたエンジンを専門に整備する「エンジン整備センター」に所属するJAL整備士です。エンジン整備の中でも、部品修理に特化した部署のエキスパートが普段おこなっている金属のドリル作業や削り出しといった技術を活用。飛行機の飛んでいるシルエットと、tricoロゴとの調和に特にこだわりぬきました。
このストラップが、今回のチャーターフライトを思い出すきっかけとなれば嬉しいです!
いかがでしたか。今回は「trico特別チャーターフライト」実施までの裏側をご紹介しました。
イベント終了後には皆さんの素敵な投稿を拝見し、編集部一同心が温かくなりました。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
また、ご参加いただけなかった皆さんにもいつか直接お会いできる日がくるまで、さまざまなコンテンツを企画してまいりますので、乞うご期待くださいね!
今後ともtricoをどうぞよろしくお願いいたします♪
※一部会員の皆さんの写真を借用させていただきました。いつも素敵な投稿、ありがとうございます!