皆さん、普段の体調管理はどのようにされていますか? 仕事や家事に追われると、なかなか体調を整える余裕がなくなってしまう時もありますよね。
いつも笑顔を絶やさずにホスピタリティ溢れるサービスをするCAは、どんな工夫で体と心の健康を保っているのでしょうか?
今回は、JALの客室乗務員である塩田さんをゲストに迎え、機内や自宅でできるケア方法を教えてもらいました。
ーーCAは世界を飛び回っているイメージで、どんな生活なのか気になります。一日の流れを教えてください。
塩田:行き先やフライトのスケジュールによって、フライト時間や現地での滞在日数はまちまちです。
例えば、ニューヨーク行きのフライトでは14〜15時間ほど乗務します。起床してから、心に余裕を持つために時間にも余裕をもって少し早めに職場につくように準備して、それから乗務開始。もちろん途中で休憩もありますが、ホテルのベッドで横になれるまで24時間以上起きているなんてこともありますね。
もちろん乗務中に休憩時間はありますが、長時間のフライト時は特に体力を使っていると感じます。
ーー日頃から元気でいるために工夫している点や気をつけていることを教えてください!
塩田:脚のむくみには気をつけています。比較的フライト時間の短い国内線では1日で最大4便乗務する日があり、どうしても高度の上がり下がりで足がむくんでしまいがちです。
どうにかならないかと考えていた時に、CAの先輩から青汁がいいよと勧められました。 青汁の苦みや臭みがちょっと苦手で、今まで飲んだことはなかったんです。でも先輩に「コーヒー牛乳に混ぜて飲むと臭みが消えるよ」と言われ、一度だまされたと思ってその方法で飲んでみたら......本当においしくて、むくみ脚も少し楽になった気がしています。
ーーコーヒー牛乳に青汁......!新しい組み合わせですね。
ーーフライトの休憩時間に活用しているケアグッズはありますか?
塩田:長距離フライトの際にほとんどのCAが小さいバッグを持って休憩をとります。私が休憩用バッグに入れているのは、「ミスト化粧水」「ハンドクリーム」「マスク」「湯たんぽ」。これらはマストアイテムです。
休憩時間になるとミストを顔や腕などにシュシュっと吹きかけ保湿。マスクを着用し、肌が乾燥しないようにしてから休んでいます。
また、湯たんぽは体の冷えを取るために活用しているんです。
乗務中は動きまわってサービスをしているため体の冷えに気づかないのですが、休憩でじっとしていると冷えを実感することも。なので、休憩時に小さめの湯たんぽで足や腰、お腹を温めるようにしています。多くのCAが「My 湯たんぽ」を持参しているので、湯たんぽで体を温めるのはCAあるあるかも(笑)
ーー帰宅後、ベッドで横になるまでの流れを教えてください。
塩田:家に帰ってきて着替えなど基本的なことを終えたらまずやりたくなるのが、身体にやさしいご飯を作って食べることです。
フライトによって帰宅するタイミングは人それぞれですが、私の場合だと2,3日、長くて4日間家を空けることがあります。その間はずっと外食になってしまうので、家に帰った時には手作りの味が恋しくなるんです(笑)
ーー疲れて帰ってきてもお腹が空いていたら眠れませんよね。どんなメニューを?
塩田:ご飯はあらかじめ冷凍しておいたものを使い、麹漬けのお魚などを焼きます。これにお漬物を組み合わせたり……。CAの仕事は見た目よりも体力仕事が多く、体が資本なので食事の内容には気を遣うようにしていますね。本当に簡単なものですが、作るのに手間がかからずしっかり栄養をとれるメニューを心がけています。
ーー「麹漬けのお魚」なんとも親近感のわく響き......!
塩田:それからゆっくりお風呂に浸かります。シャワーで済ませるより湯船に浸かった方が体は休まるので、疲れて帰ってきてもお湯を張ります。海外でもお風呂に入ることはできるのですが、浅いバスタブが多いですし、水も違うので疲れが取れにくい気がして......。だから日本に帰るとゆっくりお風呂に入りたくなりますね。
お風呂上がりは保湿パックをしながらストレッチやヨガをして体をリラックスさせます。 ここまでできるのは余力のある時だけですが(笑)
それでようやく「おやすみなさい」といった流れです。 長時間フライトの後は、翌日の午前中は予定を入れずゆっくりと眠ります。
ーーお話ありがとうございました。
いかがでしたか?意外と身近で、すぐにでも生活に取り入れられそうな方法やグッズがたくさん出てきましたね!
お仕事もプライベートも、充実させるためには日々の体調を整えておくのが大切。ライフスタイルに合わせて体をいたわる習慣を作っていきたいものです。
「実際にやってみた!」「私もおすすめの体調管理術あります!」といった皆さんからのコメントをお待ちしております。
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(取材協力:コミュニケーション本部)