JALトーク
2022/01/15 20:23

A350のコックピット窓周りが黒い理由

ご存知の方もおりますが、A350のコックピット窓周りは黒く塗られており、航空ファンからは「タヌキ顔」とも言われています。

そのコックピット窓周りの黒塗りはプロ野球選手がデーゲームの際に目の下を黒くなっているのと同じ理由で、眩しさを軽減させるためにあります。黒く塗ることで、そこで光が反射して、眩しさを抑えています。

また、上空では地上に比べて太陽との距離が近いことから、太陽の日差しがより強くなります。パイロットはフライトに際し、サングラスをかけていますが、これもまた眩しさを軽減するためです。

機首に眩しさ対策を施しているのはA350に限ったことではありません。歴史を辿ると、過去にも同様の工夫がされた飛行機もありましたのでそちらについてもまとめてまいります。

かつてコックピットの窓下に、「目のクマ」のような黒塗りをしている飛行機も多く存在していたと言われており、YS-11やB747クラシックなどがそれに当たります。

その目のクマはアンチグレアと言われており、A350のコックピット窓周りの黒塗り同様、眩しさを軽減するためにあります。

目のクマは現在の日本の航空会社では殆ど見られませんが、海外の航空会社においては中国国際航空のB737-800などでアンチグレア塗装が見られます。
いいね! 役にたった 知らなかった
1
クリップ
38件の「いいね!」がありました。
全38件の「いいね!」がありました。
  • 37
  • 1
  • 0
コメント
1件のコメントがあります。
並び替え
コメントするにはログインしてください
  • ボーイング787を意識して、エアバス的にはデザインの狙いのが大きいのでは???
    もしアンチグレアを狙うなら、ガラスの周辺にするのではなく下側に大きくすると思いますよ。

    787を意識した!とは言えないのでアンチグレアを全面に出してると思う。。。🤔
    いいね!役にたった知らなかった
投稿の報告
「JALの旅コミュニティ trico」内において、利用規約に違反する疑いがある投稿を発見された場合は、こちらより該当する理由を選択の上報告ください。
該当する理由を選択してください。
キャンセル  
投稿の報告
通信に失敗しました。恐れ入りますがしばらくたってからやり直してください。
閉じる
ご協力ありがとうございました
※報告者情報、報告内容については個人情報保護方針にて保護され、公開されることはありません。
注意事項
ご連絡に事務局が個別にお答えすることはありません。
ご連絡いただいた内容は、利用規約に照らし合わせて確認を行います。
ご連絡をいただいても違反が認められない場合には、対応・処理を実施しない場合もあります。
閉じる