川崎重工×JAL ボーイング787ドリームライナー就航10周年記念イベントレポ④
トークイベントのスライドでは、銅の電気抵抗が10^-8Ωm、CFRPの電気抵抗が10^-5〜10^-2Ωmと記されていました。Ωは電気抵抗の大きさを示す単位で、1Ωmは長さ1メートル、断面積1平方メートルの素材の電気抵抗を示す単位です。
ここで銅の電気抵抗には幅が無いのにCFRPの電気抵抗に幅があるのには理由があります。CFRPというのは炭素でできた繊維(糸)で織った布を織り方向を違えながら重ねて(積層して)、プラスチックで(樹脂で)固めたものです。ですので重ねた方向と電気を流す方向によって電気の流れやすさというものが変わります。
川崎重工の方が「積層情報を図面上に設定するのが複雑かつ大変」と仰っていましたが、この積層というのが上記の布の重ね方のことだと思います。
中部国際空港セントレアにあるフライト・オブ・ドリームズにはこの機体のサンプルが触れる状態で展示されています❗展示されている初号機(ZA001)はコックピットを見ることもできます。
ぜひフライト・オブ・ドリームズでB787を堪能してみてください😁
話が逸れました。
これを解決するためにB787の機体では、FRPに銅メッシュ(電気を通しやすい銅の電線で編んだ網)を貼り付けて電気が流れやすいように対策をし、また雷がどこに落ちてどう流れるのかを設計しているとのことでした。
運航乗務員さんによる現場の対策としては、プラン(フライトプラン、飛行計画)の段階や実際のフライトで避雷を避けるルートを飛ぶようにしているとのことでした。
僕は工学畑ですので、マニアックな話を続けてすみません😅
ちょっと柔らかい話を書きます。
B787-8とB787-9ではタイヤの大きさが微妙に違うそうです。
また、古くなった(航空機の)タイヤは、タグボートの舳先だとか、遊具に再利用されているということでした。
まだまだ続きます。
#旅写真
ここで銅の電気抵抗には幅が無いのにCFRPの電気抵抗に幅があるのには理由があります。CFRPというのは炭素でできた繊維(糸)で織った布を織り方向を違えながら重ねて(積層して)、プラスチックで(樹脂で)固めたものです。ですので重ねた方向と電気を流す方向によって電気の流れやすさというものが変わります。
川崎重工の方が「積層情報を図面上に設定するのが複雑かつ大変」と仰っていましたが、この積層というのが上記の布の重ね方のことだと思います。
中部国際空港セントレアにあるフライト・オブ・ドリームズにはこの機体のサンプルが触れる状態で展示されています❗展示されている初号機(ZA001)はコックピットを見ることもできます。
ぜひフライト・オブ・ドリームズでB787を堪能してみてください😁
話が逸れました。
これを解決するためにB787の機体では、FRPに銅メッシュ(電気を通しやすい銅の電線で編んだ網)を貼り付けて電気が流れやすいように対策をし、また雷がどこに落ちてどう流れるのかを設計しているとのことでした。
運航乗務員さんによる現場の対策としては、プラン(フライトプラン、飛行計画)の段階や実際のフライトで避雷を避けるルートを飛ぶようにしているとのことでした。
僕は工学畑ですので、マニアックな話を続けてすみません😅
ちょっと柔らかい話を書きます。
B787-8とB787-9ではタイヤの大きさが微妙に違うそうです。
また、古くなった(航空機の)タイヤは、タグボートの舳先だとか、遊具に再利用されているということでした。
まだまだ続きます。
#旅写真