明日開催のリージョナル航空4社合同イベント「第2回地域をつなぐエアラインフェスタ」は、我が国にリージョナルジェットが就航して25周年に当たる年の開催です。
よって節目の年ゆえの重みが感じられることになりそう・・・と思って行ったら、特にそういうのは無かったという結果になるかもしれませんが。

上のように大阪大井が大きな期待を抱いて行っても、実際にはそうではなかったというのが多々あり、よって上の件は軽視することにしましょう。

さて4社のうちANAウイングスではターボプロップ機Dash8-400をリージョナルのカテゴリーに入れており、もしこのイベントが10数年前に催されていたらJACも出展していたんだろうなあと思うところです。

2010年10月からJ-AIRが伊丹の従来ジェット枠を用いるようになりましたが、これより前のJALグループ伊丹リージョナル部門の主はJACだったといえましょう。

2000年代での伊丹のプロペラ機枠を有効活用すべく、就航時期は異なりますが伊丹から屋久島・種子島・鹿児島・宮崎・大分・福岡・松山・隠岐・出雲・松本・新潟・福島・青森へ飛んでいました。
北側エプロンにはQ400とSAAB340Bが揃い、「JACの本社は大阪か？」と思える程。

さかのぼればJAC Q400就航初日は鹿児島から伊丹へ向かい、その後出雲往復。夜に鹿児島へ。
上記伊丹プロペラ枠活用を第一に考えていたと思われ、だとするならば同年11月就航A-net/エアーニッポンネットワークの同型機とともに「Q400は大阪の飛行機」といえたのではないでしょうか。

後に増えるJ-AIR E170/190にバトンを譲っていき、JAC Q400は2018年5月6日を以って大阪から退きますが、現行J-AIRの原型を為すものとして語り継ぐに値する機種だと考えます。
（フライト情報はQ400デビューフライトのものです。）
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