搭乗日
2017年02月
寒いですねー。
いやー、ホント暖冬といえど寒いものは寒いですねー。
旭川は今、摂氏氷点下13度ですか。そんな雪の降る日、出発直前、何か翼に振りかけているの見かけたことはありませんか?
そうです。「デアイシング」です。
航空機は翼面に異物が付着すると翼面形状が変わり揚力(浮く力)が減っちゃってそりゃ大変なことになります。また、氷などがエンジンに当たっちゃうとこれまた具合が悪い状況となります。
実は国際ルールで航空機の機体表面には何も付着してはいけないという「クリーンエアクラフトコンセプト」というものがあります。飛行の際には、雪や氷を取り除く必要があります。
そこで今日の豆知識。ふりかけている液体は主に2種類あるんです。
TYPEⅠ:機体に積もった雪を除く
冬期間航空機が雪や氷・霜などが付着したときは、雪質にもよりますが、気温が低い場合にはデ・アイシングブロー(圧縮空気)により飛ばしちゃえばいいのですが、湿った雪や氷などはブローだけでは取り除けません。なのでTYPEⅠ(De-Icing Fluid)を散布し雪や氷を取り除きます。
TYPEⅣ:新たな着氷を防ぐ
これは再度機体に雪が積もったり氷にならないようにするため散布します。TYPEⅣ(Anti-Icing Fluid)です。散布後機体表面には防氷液の層ができ、新たに積もる雪を溶かし込んでいきます。
ちなみにTYPEⅣは、離陸滑走時、エアボーン直後にみーんな流れ落ちちゃいますw これが太陽光線に当たるとキレイなんですよねー。
またこのTYPEⅣ、有効時間があります。ホールドオーバータイムと言います。降雪条件、外気温で有効時間が変わります。
一例を示しますが、マイナス14度でガンガン雪が降っていたら、タイプ4を塗ってから性能のいいタイプ4だったとしても、離陸まで最大20分しか持たないということです。混雑などでモタモタしちゃうと、時間切れでもう一回塗ることになりますw
このデアイシングの場面に遭遇したら、「あ、タイプ4塗ってる!!」とデッドヘッドのパイロットさんの横で行ってみてください。「おぬし!何者!!」となるでしょう(笑)
旭川は今、摂氏氷点下13度ですか。そんな雪の降る日、出発直前、何か翼に振りかけているの見かけたことはありませんか?
そうです。「デアイシング」です。
航空機は翼面に異物が付着すると翼面形状が変わり揚力(浮く力)が減っちゃってそりゃ大変なことになります。また、氷などがエンジンに当たっちゃうとこれまた具合が悪い状況となります。
実は国際ルールで航空機の機体表面には何も付着してはいけないという「クリーンエアクラフトコンセプト」というものがあります。飛行の際には、雪や氷を取り除く必要があります。
そこで今日の豆知識。ふりかけている液体は主に2種類あるんです。
TYPEⅠ:機体に積もった雪を除く
冬期間航空機が雪や氷・霜などが付着したときは、雪質にもよりますが、気温が低い場合にはデ・アイシングブロー(圧縮空気)により飛ばしちゃえばいいのですが、湿った雪や氷などはブローだけでは取り除けません。なのでTYPEⅠ(De-Icing Fluid)を散布し雪や氷を取り除きます。
TYPEⅣ:新たな着氷を防ぐ
これは再度機体に雪が積もったり氷にならないようにするため散布します。TYPEⅣ(Anti-Icing Fluid)です。散布後機体表面には防氷液の層ができ、新たに積もる雪を溶かし込んでいきます。
ちなみにTYPEⅣは、離陸滑走時、エアボーン直後にみーんな流れ落ちちゃいますw これが太陽光線に当たるとキレイなんですよねー。
またこのTYPEⅣ、有効時間があります。ホールドオーバータイムと言います。降雪条件、外気温で有効時間が変わります。
一例を示しますが、マイナス14度でガンガン雪が降っていたら、タイプ4を塗ってから性能のいいタイプ4だったとしても、離陸まで最大20分しか持たないということです。混雑などでモタモタしちゃうと、時間切れでもう一回塗ることになりますw
このデアイシングの場面に遭遇したら、「あ、タイプ4塗ってる!!」とデッドヘッドのパイロットさんの横で行ってみてください。「おぬし!何者!!」となるでしょう(笑)