今回ご紹介するのはベイエリアを象徴するランドマークの一つ「横浜税関」。
戦前の1934年に供用開始した、まさに歴史の生き証人です。
別名「クイーンの塔」、完成当初は横浜市内で最も高い建造物で、高さ51mを誇ります。青銅製のドームがチャーミングです。神奈川県庁本庁舎(キングの塔)、横浜開港記念会館(ジャックの塔)とともに「横浜三塔」の一つとして今も市民に親しまれています。古めかしい建物ですが、2003年に修復保存工事が施され、現役の庁舎として使われている建物です。
この建物、終戦後に進駐軍がやってきたとき、一時GHQ総司令官マッカーサー元帥の執務室が置かれた場所としても知られています。旧税関長の部屋がそれにあたります。現在も状態よく保存されており、その一角にはマッカーサー元帥が使用したといわれる机が保管されています。
この執務室は期間限定で一般公開されていることがあり、その際は予約不要かつ無料で見学することができます。この庁舎は外観も堂々たる風格ですが、それに劣らず内部も格調高い設計になっており、レトロな建物に興味のある方なら一見の価値ありです。旧税関長室には横浜税関を支えてきた歴代税関長の肖像がズラリと並べられており、その一番奥には、日章旗と税関旗が誇らしげに掲げられています。傍らには、あの年季の入った「マッカーサーの机」が鎮座しています。
ガラスと化学素材を多用した近代的なビルも確かに美しいですが、古きよき時代を受け継ぐ建物にも独特の味わいと人間らしい温かみがあり、興味が尽きないものです。このような歴史ある建物をしっかりメンテナンスして保存し、しかも現役の庁舎として維持していることは、自由を愛好する文化大国としての誇りだと思います。
赤レンガ倉庫からそう遠くないところにあり、歩いて行ける場所です。横浜ベイエリアを観光なさった折りには、ぜひ訪問することをお勧めします。旧庁舎内を公開していないときでも、税関にまつわる貴重な物品を公開している資料展示室「クイーンのひろば」は開いているはずです。品格ある建物の外観とともに楽しんでみてください。
#初夏の風景 #旅写真 #横浜ベイエリア #横浜税関 #レトロ建築 #歴史探訪
戦前の1934年に供用開始した、まさに歴史の生き証人です。
別名「クイーンの塔」、完成当初は横浜市内で最も高い建造物で、高さ51mを誇ります。青銅製のドームがチャーミングです。神奈川県庁本庁舎(キングの塔)、横浜開港記念会館(ジャックの塔)とともに「横浜三塔」の一つとして今も市民に親しまれています。古めかしい建物ですが、2003年に修復保存工事が施され、現役の庁舎として使われている建物です。
この建物、終戦後に進駐軍がやってきたとき、一時GHQ総司令官マッカーサー元帥の執務室が置かれた場所としても知られています。旧税関長の部屋がそれにあたります。現在も状態よく保存されており、その一角にはマッカーサー元帥が使用したといわれる机が保管されています。
この執務室は期間限定で一般公開されていることがあり、その際は予約不要かつ無料で見学することができます。この庁舎は外観も堂々たる風格ですが、それに劣らず内部も格調高い設計になっており、レトロな建物に興味のある方なら一見の価値ありです。旧税関長室には横浜税関を支えてきた歴代税関長の肖像がズラリと並べられており、その一番奥には、日章旗と税関旗が誇らしげに掲げられています。傍らには、あの年季の入った「マッカーサーの机」が鎮座しています。
ガラスと化学素材を多用した近代的なビルも確かに美しいですが、古きよき時代を受け継ぐ建物にも独特の味わいと人間らしい温かみがあり、興味が尽きないものです。このような歴史ある建物をしっかりメンテナンスして保存し、しかも現役の庁舎として維持していることは、自由を愛好する文化大国としての誇りだと思います。
赤レンガ倉庫からそう遠くないところにあり、歩いて行ける場所です。横浜ベイエリアを観光なさった折りには、ぜひ訪問することをお勧めします。旧庁舎内を公開していないときでも、税関にまつわる貴重な物品を公開している資料展示室「クイーンのひろば」は開いているはずです。品格ある建物の外観とともに楽しんでみてください。
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横浜税関(神奈川県横浜市)