今はない、国鉄宮津線（現・京都丹後鉄道）の天橋立駅と、北海道の天北線（現・配線）の浜頓別駅のスタンプ。そして青函連絡船（現・廃止）のスタンプ。

携帯電話、スマホ、そしてデジカメのない時代から旅行は好きで、中学生から一人旅を重ねていました。写真はフィルムカメラで撮る時代。
フィルム代、現像代は未成年にとっては、大変な出費でしたので、あまり撮ることも出来ませんでした。当時のカメラとフィルム感度では夜景もまず無理でした。

そんな時に、駅や観光地のスタンプは写真の代わりの記念になる、とってもありがたいものだったんですよね。
今でも色々なところにスタンプは置いてありますが、そのありがたみは全然違っていたと思います。

それから写真の代わりによくメモを取っていました。レストランで頼んだ料理と金額とか。乗った列車のスケジュールとか。見た野草や野生動物なんかも。

写真は全く撮っていないワケではなく、ユースホステルでご一緒になった方々と撮りあいをすることで、フィルム代を節約したり、そのおかげで旅の後に出来上がった写真を送りあうので、住所交換などをしたり。

スタンプを眺めていたら、30年以上も前のことがしっかりと思い出されてきました。

今の自分の旅って写真に収めることが目的になっていて、記憶になんて残っていない気がして、ちょっと自問自答もしております。

写真は１枚も撮らない旅、こんどやってみようかな！って思いました。
tricoではスタンプとか、ちらしとか、旅のメモを投稿してみようかな。

いつか、今月のキャンペーンテーマ【写真じゃないもの】とかどうでしょうか？(笑)

#駅のスタンプ