門司港で見た歴史的建造物の中でも、一二を争う充実度だった #三宜楼 です。
ここは本当に素晴らしい。元は由緒正しい高級料亭で、この手の建築で残っているものとしては九州最大だそうです。あの出光佐三(小説「海賊と呼ばれた男」国岡鐡造のモデル)が愛用した店だそうで、往時を偲ばせる優雅な雰囲気が随所に残っています。「百畳間」と呼ばれるメインの大広間は、随所に工夫を凝らした造りで、それはそれは立派です。
ここだけでなく門司港全体で「ひなまつりイベント」が開催中のため、美しいひな人形がズラリと飾られ、実に壮観でした。
そういえば #門司港 は #出光興産 の発祥地でしたね。
敗戦まもない日本が、追い詰められていたイラン帝国を助けるために、1万トン級の小さなタンカー「日章丸」を派遣した逸話。小説や映画のおかげで広く知られるようになりました。何より「日章丸」という名前がいい。英国海軍に臨検される恐れも承知で、アバダンの港めがけ突進した「日章丸」は、戦後日本の誇りです。世界に与えた影響は無視できないものでしょう。敗戦国の国民資本が、世界の石油を独占するセブンシスターズに真っ向から挑戦したのですから。
アポロマークの出光。物心ついた頃からファンです。
鶴丸と並んで、日本を代表する素晴らしいロゴだと思います🇯🇵
さて、幸い訪問時はガイドさんが当直で、案内なしには入れない上層階にも入れていただきました。この料亭を経営していた三宅アサさんの生活部屋や、特別な上客をもてなすための部屋など、いろいろと見せてくれて、とても感動しました。
壁掛け式の電話もありましたよ!
小高いところにあるので、最上階からは門司港が一望できたそうです。今は手前にビルが建ってしまって遮られています。
昭和30年代に料亭は廃業。その後は遺族が居住していましたが、維持できないとして解体の危機に。現在は北九州市が買い取って維持管理をしています。
ちなみに1階は、老舗の河豚料理店「春帆楼」が出先店舗としていましたが、コロナ禍の影響で無期限休業となっています。こちらでおいしい「ふく料理」を召し上がった方もいらっしゃるでしょうか。本店だと一人では入れませんが、こちらだとランチタイムなら一人でも気軽に入れたようで、ぜひ利用してみたかったのですが…🐡
#旅写真 #ほっこり #歴史探訪
ここは本当に素晴らしい。元は由緒正しい高級料亭で、この手の建築で残っているものとしては九州最大だそうです。あの出光佐三(小説「海賊と呼ばれた男」国岡鐡造のモデル)が愛用した店だそうで、往時を偲ばせる優雅な雰囲気が随所に残っています。「百畳間」と呼ばれるメインの大広間は、随所に工夫を凝らした造りで、それはそれは立派です。
ここだけでなく門司港全体で「ひなまつりイベント」が開催中のため、美しいひな人形がズラリと飾られ、実に壮観でした。
そういえば #門司港 は #出光興産 の発祥地でしたね。
敗戦まもない日本が、追い詰められていたイラン帝国を助けるために、1万トン級の小さなタンカー「日章丸」を派遣した逸話。小説や映画のおかげで広く知られるようになりました。何より「日章丸」という名前がいい。英国海軍に臨検される恐れも承知で、アバダンの港めがけ突進した「日章丸」は、戦後日本の誇りです。世界に与えた影響は無視できないものでしょう。敗戦国の国民資本が、世界の石油を独占するセブンシスターズに真っ向から挑戦したのですから。
アポロマークの出光。物心ついた頃からファンです。
鶴丸と並んで、日本を代表する素晴らしいロゴだと思います🇯🇵
さて、幸い訪問時はガイドさんが当直で、案内なしには入れない上層階にも入れていただきました。この料亭を経営していた三宅アサさんの生活部屋や、特別な上客をもてなすための部屋など、いろいろと見せてくれて、とても感動しました。
壁掛け式の電話もありましたよ!
小高いところにあるので、最上階からは門司港が一望できたそうです。今は手前にビルが建ってしまって遮られています。
昭和30年代に料亭は廃業。その後は遺族が居住していましたが、維持できないとして解体の危機に。現在は北九州市が買い取って維持管理をしています。
ちなみに1階は、老舗の河豚料理店「春帆楼」が出先店舗としていましたが、コロナ禍の影響で無期限休業となっています。こちらでおいしい「ふく料理」を召し上がった方もいらっしゃるでしょうか。本店だと一人では入れませんが、こちらだとランチタイムなら一人でも気軽に入れたようで、ぜひ利用してみたかったのですが…🐡
#旅写真 #ほっこり #歴史探訪
三宜楼(福岡県北九州市)