発見レポ
2022/06/14 07:10
おはようございます☂️

本日はA350XWB初飛行から丸9年、そして、JALの元にA350-900の初号機がデリバリーされて丸3年ですね。

末尾のXWBは「eXtra Wide Body(エクストラワイドボディ)」の略ですが、その3文字は後付けされたものです。

その背景にはデビューまでの経緯があります。そのシリーズは過去にA350の名で発表されたものの、計画が白紙になった過去を持ちます。それまでのエアバス社の双発ワイドボディ機と異なる外観であることも、そのことと関係しています。

当時、エアバス社はA380の開発を進めつつ、2002年にライバルのボーイング社が開発を始めた200〜300席クラスの新たなワイドボディ機で、後のB787となる「7E7」と競るべく、2005年に新機種「A350」を開発すると発表しました。

当時のA350(無印)は当時のエアバス社の主力機種であったA330の胴体をベースに新素材(複合材料)と新エンジンを採用し、「7E7」と同規模の客席数を持つ経済性の高い機種のことでした。

一方、当時の7E7から改称され、プロジェクトが進行中のB787は複合材料を大胆に採用し、設計もそれまでのものから抜本的な見直しが行われていました。こうしたライバル機の動向から、それまでのエアバス機の改良バージョンともいえるA350に、一部の航空会社から、仕様を改善するよう要望が上がります。

それを受けてエアバス社は2006年にそれまで発表していたA350の計画を取りやめ、新設計の開発に乗り出します。

機体サイズは当時のA350よりもひと回り大きくなり、ライバルのB787同様、新素材を機体の半分以上に採用しました。

改めて発表されたA350の客室横幅は最大約5.61mと、これはB787の5.49mより広くなりました。それまでのエアバス機よりワイドな客室を導入した新たなA350は当時のものとの違いを強調するため、A350XWBという名称に改め、現在に至ります。

#A350XWB初飛行の日
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