雪の北海道帯広へのぼっち旅
#推し活旅行
2022年12月下旬、晴天の成田空港を飛び立った私は、まさかの出来事に遭遇するとは思ってもいなかった。
飛行機は新千歳空港へ順調に着陸した。しかし、そこで待っていたのは、JRの全線運休だった。順調に行けば、私は青春18きっぷで帯広へ行こうと思っていた。
大好きな推しくんのコンサートへ行こうと心待ちにしていたのだ。冬なので天候の具合が良くないかもしれないと覚悟していて、前日をゆっくり移動日にしていた。
それどころか、新千歳空港からの移動手段が絶たれてしまった。バスのキャンセル待ちも聞いたが、殆ど空きもなく、その日は移動は諦めた。
新千歳空港の中に温泉があると聞いていたので、取り敢えずそこで情報を待つことにした。
思ったより温泉はすいていて、とても良い温泉だった。そのまま朝まで滞在できるとの事だったので、いわゆるスパの休憩室で一晩過ごした。
その時、アイマスクと耳栓が無かったので良くは眠れなかった。帯広まで行けるかどうかもとても不安だった。
「案ずるより産むが易し」とはよく言ったもので、朝1番何とか特急電車の通路に乗ることが出来た。
まわり一面銀世界の北海道。朝のJR南千歳駅のホームは人々で溢れかえっていた。狭い通路に鮨詰め状態だった。でもこれでコンサート会場まで行けそうだと思うとその嬉しさで一杯だった。
特急電車が駆け抜ける一面の銀世界は光に照らされてキラキラと輝いていた。前日の落ち込んだ気分から解放されて、移り行く外の景色は一生の思い出になった。
コンサート会場も確かめて、また、夜泊まるホテルに荷物を預けて、帯広で有名な豚丼を食べに行った。推し活の友人が誰もいないので、ぼっちの行動だったが、隣合わせた親子と少し話をした。
コンサート会場は帯広駅のすぐ近くだったが、雪の量が凄くて、転んでは大変と思いソロリソロリと歩いた。
ピアニストの推しくんも会場入りするのがとても大変だったそうだ。飛行機で釧路まで行ってそこから会場入りしたと後で聞いた。
私の推し活の旅ははじまったばかり。
年齢なんて関係ない。
その推しくんのお陰で成田空港から新千歳空港へ行くのが、とても楽しみになっている。
(2022.12.25)
#推し活旅行
2022年12月下旬、晴天の成田空港を飛び立った私は、まさかの出来事に遭遇するとは思ってもいなかった。
飛行機は新千歳空港へ順調に着陸した。しかし、そこで待っていたのは、JRの全線運休だった。順調に行けば、私は青春18きっぷで帯広へ行こうと思っていた。
大好きな推しくんのコンサートへ行こうと心待ちにしていたのだ。冬なので天候の具合が良くないかもしれないと覚悟していて、前日をゆっくり移動日にしていた。
それどころか、新千歳空港からの移動手段が絶たれてしまった。バスのキャンセル待ちも聞いたが、殆ど空きもなく、その日は移動は諦めた。
新千歳空港の中に温泉があると聞いていたので、取り敢えずそこで情報を待つことにした。
思ったより温泉はすいていて、とても良い温泉だった。そのまま朝まで滞在できるとの事だったので、いわゆるスパの休憩室で一晩過ごした。
その時、アイマスクと耳栓が無かったので良くは眠れなかった。帯広まで行けるかどうかもとても不安だった。
「案ずるより産むが易し」とはよく言ったもので、朝1番何とか特急電車の通路に乗ることが出来た。
まわり一面銀世界の北海道。朝のJR南千歳駅のホームは人々で溢れかえっていた。狭い通路に鮨詰め状態だった。でもこれでコンサート会場まで行けそうだと思うとその嬉しさで一杯だった。
特急電車が駆け抜ける一面の銀世界は光に照らされてキラキラと輝いていた。前日の落ち込んだ気分から解放されて、移り行く外の景色は一生の思い出になった。
コンサート会場も確かめて、また、夜泊まるホテルに荷物を預けて、帯広で有名な豚丼を食べに行った。推し活の友人が誰もいないので、ぼっちの行動だったが、隣合わせた親子と少し話をした。
コンサート会場は帯広駅のすぐ近くだったが、雪の量が凄くて、転んでは大変と思いソロリソロリと歩いた。
ピアニストの推しくんも会場入りするのがとても大変だったそうだ。飛行機で釧路まで行ってそこから会場入りしたと後で聞いた。
私の推し活の旅ははじまったばかり。
年齢なんて関係ない。
その推しくんのお陰で成田空港から新千歳空港へ行くのが、とても楽しみになっている。
(2022.12.25)