和歌山城二度目の来訪ですが、前回よりゆっくり見ることが出来ました。前回は石垣をじっくり見れなかったので、今回は石垣を見て回りました。豊臣・桑山期と浅野期の石垣は結晶片岩や和泉砂岩でしたが、徳川期になると花崗斑岩も用いら、たとえば、豊臣・桑山期の天守台の石垣は結晶片岩の野面積みですが、浅野期に積まれたと見られる岡口門周辺や大手門から一中門、徳川頼宣が増改修時に新たに積んだと考えられる砂の丸の石垣は和泉砂岩の打込接との事。。不明門跡付近の高石垣、松ノ丸櫓台の高石垣などは、隅角部に花崗斑岩を用いた切込接でした。一中門跡の石垣には途中から石材が変わる面があり、右が和泉砂岩で左が花崗斑岩になっています。天守周辺と二ノ門周辺の石垣は、どちらも結晶片岩を用いた野面積の石垣ですが、よく見ると後者は横長の石を横に目地が通るように積れてました。
和歌山城(和歌山県和歌山市)