【旅客システムの話し】予約票(Booking Receipt)
前回、3桁番号を持たない航空会社は本来の意味でのeチケットがないと言いました。
日本航空はもちろんあります、131です。
予約後にeチケット(控え)の表示が可能となります。
eチケットを持たない航空会社は、代わりに予約番号(Booking Number)で管理します。
こちらは、予約した際に割り当てられる6桁の英数字(数字10文字+英字26文字)になります。
予約後の画面には、eチケット(控)の代わりに予約番号とともに予約票が表示されます。
英数字36文字だと、36^6 = 2,176,782,336(21億・・・) 通り利用できます。
※ ^はべき乗の演算子。
論理的には数字だけの場合もあり得ますが、それは 10^6 = 1,000,000(100万) *1。
出現率は、1,000,000 / 2,176,782,336 = 0.0004593937 (約1万分の4.6)。
ということで、先ずあり得ない。
一緒に仕事をしていた元JALのネキが言うには、「当時、3年間だけ保管していた」そう。
まぁ、何十年も前の話しだし、今はどうなっているか知りません。
ちなみに、担当したシステムでは1日の搭乗客数は満席でも288人。
今後、最大5路線になっても1日最大1,440人、1年で525,600人。
なので、*1 をこの535,600人で割っても4,000年以上掛かります🤣
ということで、無考慮で無問題。
昨年の今頃は、この予約票のポーティングをやっていました。
テンプレートがxsltの記述で、搭乗者、便名、...の動的データを読み込んでHTMLを出力。
これが、コールセンター、予約ポータル、ともう1つの3システム ✖ 英語/日本語で6パターン。
3月頃に大体出来上がり、その後7月に、予約のみで未購入の場合の注意書きを赤い枠に。
それにしても、元のコードが汚くて修正するのがエライ大変でした💦
次回は、搭乗券(Boarding Pass)の予定、、、多分。
#旅客システム
#予約番号
#予約票
#xslt
#html