「渚にて父と子が
秋めく夜の
東空を眺めている…」
On the beach at night,
Stands a child with her father,
Watching the east, the autumn sky...
「…子は父の手を握り締め
黙って見つめて泣いている
いずれ何もかも
呑み込むかのごとく
垂れ込める雲を…」
...From the beach the child holding the hand of her father,
Those burial-clouds that lower victorious soon to devour all,
Watching, silently weeps...
この光景に出会ったとき、真っ先に思い浮かんだのがウォルト・ホイットマンの詩。
長く伸びた渚を散歩する、初老の紳士が遠くにポツンと一人。
それ以外には私だけ。他に誰もいません。
文字どおり #絶景 でした。
色その他の調整なし。実際には海と水平線がもっと鮮やかでした。
お天気がよく宝石のようにきらめく海がお好きでしょうか。
そのような景色に出会えば、確かに「運がよかった」と思えるかもしれない。
しかし、そういう気象だけで世界が成り立っているわけではありません。
#自然 の大いなる威力を感じられる、荒れ模様の海や空もまた私は好きです。
神々しいその姿を前にして、人知を超えた精神性を感じずにはいられません。人間の無力さを思い知らされます。
波打ち際に吹き寄せるのは、嵐を呼ぶ風。
間もなく日は沈み、雨に包まれるでしょう。
#旅写真 #文化の秋 #与論島 #百合ヶ浜