🇦🇲アルメニア 未知未知なアルメニア(71)【アルメニアの至宝、ノラヴァンク修道院⑤】 伝説によると、この修道院はキリストの聖血のついた聖なる十字架を収蔵しているといわれています。しかし、展示されている訳ではありませんでした。アルメニアの修道院は、今までも投稿させて頂きましたが、キリストにまつわる物、ノアの方舟の一部があったりで、神話の世界が現実にあって、当時の中心が、キリスト教を世界で初めて国教にしたアルメニアだったと思わせます。 「スルブ・アストヴァサツィン教会」を1歩踏み出し、ギラギラの太陽に照らされた灼熱の外へ。 このノラヴァンク修道院がアルメニアの旅の「終着地」なので、最後に見回ります。アルメニアに来て良かったって実感します。 感慨深く佇んで、脳裏に焼き付けていると、おっちゃんがこちらに向かってきます。あまりに長く滞在しているので、痺れを切らしたのか、心配されたのか分かりませんが、「すげぇーだろう!? もう、堪能したか？」と急かされます。おっちゃんの大きな背中を追いかけながら、ノラヴァンク修道院を後にします。 #LOVEヨーロッパ #穴場スポット #おみやげのススメ #旅写真 #旅まとめ #旅エピソード #jaltrico

🇦🇲アルメニア 未知未知なアルメニア(70)【アルメニアの至宝、ノラヴァンク修道院④】 ノラヴァンク修道院のランドマークである「カラペト聖教会」に入ります。 中に入ってみると、照明なども無く、眩しい陽光の外からだと薄暗く、完全に廃墟のような趣で生きた協会という感じはありません。内部にはキリスト画やイコンなどの装飾や教会だというような物もありません。秘宝探しのインディ・ジョーンズになったような感じがします。 唯一、教会だという証として、細々とロウソクが立てられているだけです。教会としての機能は細々と維持しているようです。日々、信者が祈りを捧げにここに来るのは困難なので、致し方ないのかと思います。 この教会は、別名、「スルブ アストヴァサツィン教会」とも呼びれています。1339年に完成し、彫刻家でミニチュア作家のモミクの傑作であり、彼の最後の作品です。この時代にもこのような有名な設計者がいたのは驚きです。建てる前に、きっとミニチュアを作りながら設計したのかと推測されます。 #穴場スポット #おみやげのススメ #旅写真 #旅まとめ #旅エピソード #jaltrico

🇦🇲アルメニア 未知未知なアルメニア(67)【アルメニアの至宝、ノラヴァンク修道院②】 一応、全景を堪能したので、今度はもう少し、近づいて見ます。この距離は、ちょうどバックの険しい崖とマッチして、修道院は映えて見えます。 この写真を撮るにも、崖を2～3m登ります。コーカサスの寺院は険しい風景の場所に建てているため、日本の、例えば、京都のように全景がなかなか取れません。しかも庭園とか木々がある訳ではないので、寺院そのものしかありません。なので、どうしても、そのもの1つしかないので、綺麗に撮ろうとすると、多少の無理をする必要があります。 建物1つとなると、どうしても人が強調されるので、厳しいロケーションにもいるのにも関わらず、人が消えるのを待つことになります。 「ノラヴァンク」とは『新しい修道院』という意味で、アルメニア最高の建築家シラネスと史上最高の建築彫刻家モミクによって建造されたことから『アルメニアの至宝』とも称されています。確かに、デザインは洗練されていて、今まで見たアルメニアの寺院の中では、秀でていて、1番素晴らしい寺院です。 いよいよ、間近で見ようと思います。傾いてきた陽光が眩しく、周囲の崖や寺院からの照り返しもあり、電子レンジの真ん中にいるような光線の真ん中にでもいるようで燃えてしまいそうな暑さです... おみやげもの屋などないので、この体感と景色をおみやげに、脳裏と身体に染み込ませます。 #穴場スポット #おみやげのススメ #旅写真 #旅まとめ #旅エピソード #jaltrico

🇦🇲アルメニア 未知未知なアルメニア(66)【アルメニアの至宝、ノラヴァンク修道院①】 険しい道を登り切ると、周囲が崖に囲まれたアルメニア旅最後の目的地である「ノラヴァンク修道院(Նորավանք)」に到着。タテフとは一転、ギラギラな陽光が肌を照りつけます。おっちゃんは、いつものように「ここにいるぞ」と一言、ドライバー仲間と話したがっていて、こちらには関心無し。 「ノラヴァンク修道院」は、エレバンから122kmの距離で、アマグ川の侵食によってできた狭い峡谷にある13世紀のアルメニアの修道院です。峡谷を隔てた修道院の正面には険しく切り立った赤レンガ色の崖がそびえていて、火星みたいな風景です。絶景ポイントです。 先ずは、周辺から、なるべく修道院の全景が見える場所を探します。敷地が崖沿いなので、少しでも上と言っても数10cmですが、急斜面なので、ちょっと踏み間違えれば、滑り落ちてしまいます。何とか1mが精一杯です。 アルメニアの今まで見てきた他の修道院と違い、ノラヴァンク修道院は、色が周囲の色、特に正面というよりは背景にある赤い絶壁と同調した色合いで、自然の景観と合うように計算されて造られたように思われます。よくこのような場所を見つけたと感心せざるを得ません。 今度は、近づいてじっくり見ようと思い、カラカラに乾燥した砂と小石の崖を滑り落ちないように僅か1mですが、10mかけて慎重に降りていきます。 #穴場スポット #旅写真 #旅まとめ #旅エピソード #jaltrico #おみやげのススメ