今から10年前の2013年10月6日、出張での仕事を終え、シカゴから帰国のJL9便での出来事です。
オヘア空港を離陸後、メインの食事が始まったのですが、途中からCAさんが何か目くばせしながらのサービス。デザート前の食事が終わる頃、「お客様の中にお医者様か看護師の資格をお持ちの方はいらっしゃいませんか」と日本語、英語での機内アナウンスが。10分ぐらい後にまた同じアナウンスの繰り返し。
しばらくすると機長からのアナウンスで「急病の方が見えますので当機はシカゴオヘア空港に引き返すことを決定しました。緊急着陸に備え1時間ほど前から燃料投棄を行っています。主翼から見える霧状の雲は投棄している燃料です」と。その時に撮影した写真です。
以前聞いたとおり、五大湖の上空で燃料投棄していました。
着陸後、医師と看護師と思われる方と車いすを持った方が機内に乗り込み、病人と思われる方を外に対し来ていた救急車の乗せていきました。
その後、1.5時間かけて燃料を給油し、改めて成田に向けて出発。2度目のメインの食事はありませんでした。成田での乗り継ぎには当然に間に合わず、手配された日航成田で宿泊し翌日の午前便で成田から帰りました。
機内アナウンスと燃料投棄、ドラマのようでしたが、機内はいたって静かでした。