遥かなる、アンコールワット。
ついにやって来ました。
数百万の石材を組み合わせて、造られています。
しかも、全く接着剤のようなものは使われていないのにかかわらず、
石材に継ぎ目が見当たりません。
こうなるとカンボジア発の世界遺産などというより、アジアの誇りといっても
過言ではないかも。
アンコールワットの華というべき、デヴァターこと女神たち。
全部で約2300体もあるそうですが、どれ一つとして同じものは
ありません。
どのデヴァターも個性豊か。
アンコール美術の白眉と言える第一回廊のレリーフ。
有名な乳海攪拌です。
これは阿修羅だそうです。
顔が3つに手がたくさんあるのは、奈良の興福寺と同じですが、
こちらは阿修羅本来の悪ガキのようで車に乗って闘っています。
阿修羅とは仏教ではなく、ヒンズー教由来なんですね。