JALはボーイング787、エアバスA350と両社の新鋭機を導入していて、飛行機好きにとっては搭乗が楽しみなフライトが多いですね。今は二大メーカーとして、大きなエアショーで激しい受注競争を繰り広げている両社について、以前面白い話を聞いたことがあります。両社と取引がある、ある海外の航空機部品メーカーの人に「ボーイングとエアバスって、何か違いを感じることありますか?」と聞きましたら、その方は少し考えた後「ボーイングは、正しい方法で物を作ったかどうかで品質を管理しているように思うが、エアバスは製造過程よりも出来上がったものが正しいかどうかをしっかり見ているように思う」と仰ってました。もちろん、ボーイングが完成品の検査をおざなりにしたり、エアバスが製造プロセスをよく見ていなかったりということはないんでしょうが、どっちにより重きを置いているかということで彼の感じた印象が全然違っていたということだと思います。
また、航空機マニアの上司にも同じ質問をぶつけたら「エアバスはデザインをすごく大事にしている気がする。それに対してボーイングは機能性を突き詰めた機体が多い。たとえば(誘導路にいた、たしかA340を指さしながら)あの機体は後部にかけて胴体が狭くなるのにつれて窓の位置も少しずつ上がっていってるでしょ。ボーイングはあんな細かいことはしない。まっすぐ一直線に窓をレイアウトするはずだ」と言ってました。なるほど、ずいぶん違うもんです。
そういえば787とA350も、顔つきなんかはだいぶ違って見えます。メーカーそれぞれの個性があるから、なおさら飛行機は面白いですね。
#でもやっぱり787が好きなんですが #B787 #A350