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#ひがし茶屋街
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2021/07/26 20:51
今日は、加賀百万石の町人文化を支えた「金沢ひがし茶屋街」にある #お茶屋美術館 をご紹介。 この一帯そのものが金沢観光の中心地で、コロナさえなければ人だかりで常にごった返している場所。忠実に再現・維持されている昔ながらの町並みに溶け込んで、路地の一角にひっそりと存在するこの博物館は、小さな宝石箱のようなワンダーランドです。 江戸時代の華やかな生活文化に関心のある人なら、是非とも訪れることをオススメします。 とにかく入ってみて驚きの連続。生活に余裕のある当時の町人が、社交場でどんな優雅な「遊び」を繰り広げていたのか、その息吹をひしひしと感じ取ることができます。用意されているもの一つ一つが一流であり、訪れるお客さんを心を込めて迎え入れ、楽しいひとときを提供することに細心の気遣いをしていたことが窺えます。 ここでいう「茶屋」とは、単にお茶を提供する場所ではなく、上流階級に交流の場を提供する一種の貸し屋敷でした。必要に応じて、仕出し屋から豪華な料理を取り寄せたり、芸姑さんを呼んだりして、馴染みのお客をもてなします。いわゆる「一見さんお断り」で、それ相応になるであろう御勘定はすべて後日払い。お客とお店の深い信頼関係から成り立つ私的な世界です。 この屋敷は以前「中や」として実際に営業していたもので、現在は市の管理下にある指定文化財となっています。よく維持管理された建物の中には、往時を偲ばせる美しい品々が展示されており、一つ一つを丁寧に見ていくと実に面白いです。何より、営業時そのままの部屋を見て回り、お客さんになった気分を味わうことができます。 畳敷きの木造家屋ですから当然ながら火器・土足・飲食厳禁。展示物に手を触れてはいけません。 お客さんをもてなす品々は本当に圧巻の一言。徳利やお猪口、芸姑さんのカンザシなど、どれも金箔などをあしらった絢爛豪華な宝物です。茶室の一つは内装が群青一色になっていて、見る者を圧倒します。 せっかく「ひがし茶屋街」に来て、ここを訪れないなんて勿体なさすぎます。入館料500円は公共財産を維持する大切な経費。払って損はありません。 静かな座敷に座って、当時の気分をじっくり味わってください。そうすれば、あなたも加賀の粋な町人に仲間入りです。 #初夏の風景 #旅写真 #金沢 #ひがし茶屋街 #博物館 #歴史探訪
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