きょうは私の宝物をご紹介しましょう。
これは、FM東京の長寿番組「JAL Jet Stream」放送5,000回記念にプレスされた「夢幻飛行/ミッドナイト・クルーズ」のCDです。時は昭和60年(1985年)前半のプラザ合意前、ある意味で日航の黄金時代ともいえます。
現在は絶版で、この音源を手に入れることは困難でしょう。どうやら一部MP3ダウンロード販売で手に入れることも可能なようですが、CDではまず無理です。
数年前オークションで買いました。定価よりもかなり高い価格で落札となりました。
CDの看板曲である「夢幻飛行」は、80年代後半のジェットストリームでエンディング・テーマとして一世を風靡しましたね。
私のニックネームは、ここから拝借しました。
哀愁に満ちたハ短調の響き、煌めくピアノの調べ、最終便のイメージにピッタリです。
演奏はアンドレ・バウアー指揮ジェットストリーム・オーケストラ。この録音のために特別結成された楽団です。何よりピアニストが素晴らしいし、オケの歯切れが実によい。弦や金管が鋭くカチッと決まっており、イージーリスニングというよりフュージョンに近いクリアな響きです。かなり辛口な演奏ともいえるでしょう。
「月の光」「銀色の天使」「ドロン」「リトルプリンス」「レオノーラ」「フェアリーテール」など、どことなく緊張感の漂うドラマチックな曲の展開は、弥が上にも旅情を掻き立てます。
私にとってジェットストリームとは、この録音の演奏そのものです。
城達也さんの、
夜間飛行の
ジェット機の翼に点滅するランプは
遠ざかるにつれ
次第に
星の瞬きと区別がつかなくなります
お送りしております
この音楽が
美しく
あなたの夢に
溶け込んでゆきますように…
この朗読が一番しっくりくるのは、やはり「夢幻飛行」だと思います。
当CDに城さんの声は入っていませんが「これぞジェットストリームの真髄」と断言できる名演奏です。機会があったら是非お聴きください。鶴丸の747が世界中を飛び回っていた黄金時代のサウンド。懐かしさに胸が熱くなります。
#秋の夜長 は #JetStream の音楽に浸って、ワインでも片手に国際線の雰囲気を味わいませんか?
このCDかレコードをお持ちの方、コメント欄で教えてくださいね😊