西都原古墳群の古墳の数は圧巻で 陵墓参考地の男狭穂塚(ニニギノミコト)・女狭穂塚(コノハナサクヤヒメ)を加えて319基です 考古博物館から見えるのはその一部ですが それでも沢山見えます(写真1枚目)　 2枚目以降は｢鬼の窟(いわや)｣古墳です　 西都原台地の中央部にあり 西都原古墳群で唯一の横穴式石室を持ち、墳丘の周囲には土塁(外堤)を廻らす特異な形状で 石室に入ることができます　 こちらにはエピソードが伝承されています　 このあたりにいた鬼が かのコノハナサクヤヒメを見初めて 父神のオオヤマツミノカミに｢嫁にください｣と申し出ます オオヤマツミノカミが夜明けまでに大きな岩屋を造れれば娘をやると 無理とたかをくくった条件を出します　 ところが鬼は岩屋を完成させ 安心して疲れて眠ります　 慌てたオオヤマツミノカミは 鬼に気づかれないように岩屋の天井石を1枚抜取り 完成していないとして鬼の申し出を断わったそうです　鬼よりオニですね これでコノハナサクヤヒメは鬼には嫁がず ニニギノミコトと出会うことになります 神話の旅/どこかにマイル宮崎の旅54　2024.9.19 #旅まとめ #旅写真 #旅エピソード #発見レポ #jaltrico #マイルのススメ #穴場スポット

西都(サイト)市にやってきました 3年前にリニューアルした考古博物館は見ごたえ十分です しかも入場料はありません タイムトンネルのような通路を通り 古墳の内部を再現した部屋があり　さらに通り抜けた先に豊富な展示物が待っています その中に「おきよ丸」のモデルになった 舟の埴輪もありました 神話の旅/絶景の日向灘/どこかにマイル宮崎の旅53　2024.9.19 #旅まとめ #旅写真 #旅エピソード #発見レポ #jaltrico #マイルのススメ #穴場スポット

立磐(たていわ)神社は、神武天皇が東征する際、航海の安全を祈念され、海上の守護神を奉斎したことにちなんで、第十二代景行天皇の御代に創祀されたそうです 境内には、神武天皇が座られたという「神武天皇御腰掛の磐」があり、岩そのものを神武天皇の御神体として祀られています(写真5枚目) 神武天皇の東征を日本海軍の発祥とし こちらを日本海軍発祥の地とされ 碑が立っています 碑の前面にはこの地で建造し船出した「おきよ丸」があります 美々津の町の各家庭の郵便ポストの前面にも「おきよ丸」が付けられ 美々津と切っても切れない関係がうかがえます ちなみに「おきよ丸」の名前は 風向きが変わり急な船出を決めたため 寝入っていた家々の戸を叩き「おきよ、おきよ」とふれまわり出航に間に合わせたことによるようです 旧暦の8月1日の夜には子供たちが短冊飾りのついた笹を手に町の家々の戸を「起きよ、起きよ」と叩いて回る「おきよ祭り」があるそうです なかなかユニークですね 神話の旅/絶景の日向灘/どこかにマイル宮崎の旅52　2024.9.19 #旅まとめ #旅写真 #旅エピソード #発見レポ #jaltrico #マイルのススメ #穴場スポット

江戸時代の豊後街道にあたる道筋の上町　明治時代の平入・大壁作りの町家が多く寺院も建てられていて 郵便局や商店のある通りです 写真は町の入口に建つ「旧藤屋」を復元した「美々津まちなみセンター」です　こちらで名物である「お船出だんご」を買いました 神武天皇が美々津から大和への東征の際に お祝いのために村人が急ごしらえで作ったとされるだんごです 普通だんごと餡子を別々に作るところ 風向きが変わり急な船出となったため時間がなく 米粉に煮た小豆と塩を混ぜ 蒸してついたものだそうです ういろうを かなりこしを強くした感じの素朴な味わいで 昼食代わりになりました お隣の「美々津軒」は旧廻船問屋「旧矢野家」の明治時代建築の商家や庭園を無料で入らせていただけます　 美々津軒の館長さんのお祖父さんは復刻「おきよ丸」の船長だったと民俗資料館で聞きましたが 確かめていません きっと確かめると当時のエピソードが聞けるかもしれませんよ　 　 写真5枚目は町並みの南端の方にある八坂神社　神武天皇が船出まで仮住まいした頓宮跡で 神武天皇が井戸を掘られたら 水が湧き出た「神ノ井」があります 神話の旅/絶景の日向灘/どこかにマイル宮崎の旅51　2024.9.19 #旅まとめ #旅写真 #旅エピソード #発見レポ #jaltrico #マイルのススメ #穴場スポット

美々津の町歩きでも十分ですが 折角なので 市に寄贈された安政2年の旧廻船問屋「河内屋」を復元した建物「日向市歴史民俗資料館」に入らせていただきました 玄関脇には箱階段(2枚目の写真左側)がありました 他にも歴史的建造物がありますが 作られた時代の違いもあり それぞれ趣が異なります 3枚目の上段に神棚があります 建物には二階がありますが 神棚の上は人間が立ち歩かないようになっています これは共通でした　 土地は間口に対して奥行きが長いうなぎの寝床で 通り庭風の土間など 京都や大阪の町家造りを取り入れており 奥に庭園と風呂場がありました　 1940年に神武天皇が船出し東征した2600年を記念して 日本海軍発祥となる「おきよ丸」を復刻し 津々浦々を回りながら大阪まで12日で航海したそうです この昭和の「おきよ丸」は到着後解体されたのですが 船体の一部が奥の土間に展示されています　 さらに奥地の蔵の展示には かつて美々津県の県庁があった頃の 県印の複製が展示されていました 短命な県庁所在地だったらしいですが「美々津千軒」と呼ばれて反映していたことがうかがえます 神話の旅/絶景の日向灘/どこかにマイル宮崎の旅50　2024.9.19 #旅まとめ #旅写真 #旅エピソード #発見レポ #jaltrico #マイルのススメ #穴場スポット

美々津の町並み 前日は時間が無く歩けなかったので 今日は駐車場となっている耳川沿いの岸壁に駐車し　町並みに足を運びました 正式名は「美々津重要伝統的建造物群保存地区」　 江戸から明治期にかけて港町として栄えた美々津　 白壁土蔵や石畳のある町並みに廻船問屋や商店などが立ち並び 風情があります　 皆さんが実際にお住まいの家々が多いのですが　軒先を歩き回らせていただくだけでも良い雰囲気です 神話の旅/絶景の日向灘/どこかにマイル宮崎の旅49　2024.9.19 #旅まとめ #旅写真 #旅エピソード #発見レポ #jaltrico #マイルのススメ #穴場スポット

朝食を終えた8時 宿の窓からお倉ヶ浜を見ると サーファーがかなり海に入っています 大会があるようです 海の向こう正面は 初日に行った大御神社や鵜戸神社　そして右側の先は 願いを叶えるクルスの海になります 反対側から見ると 景色が違って見えます 神話の旅/絶景の日向灘/どこかにマイル宮崎の旅48　2024.9.19 #旅まとめ #旅写真 #旅エピソード #発見レポ #jaltrico #マイルのススメ #穴場スポット

お倉ヶ浜の生き物 浜に近づくと 無数の生き物が草むらにさっとガサガサ隠れて行きます カニさん達です　動きが俊敏で写真なんか撮らせてくれません 防波堤に当たったしぶきのカニ形は撮れたんですけど 海の中には まだ6時を過ぎたばかりなのに サーファーが荒れた波に向かって行きます 砂浜に行くと 砂浜から草むらの間に 4本の棒で囲われているところがあります 何かと見ていると「日向市 アカウミガメ」と書いた棒が立っています　 そこへ保護をされている方がやって来て アカウミガメが産卵したところだと説明してくれました　また朝から地元の方にお世話になります　 そろそろ産まれる頃だそうですが 砂に足を引き摺って海に向かった形跡がありません まだなのか ダメだったのか 産卵したところに海水が入って来てはいけないそうですが 囲ったところの半分位まで水が来ているようで濡れていました　台風の影響でしょうか カメさんの予想を超えているようです　 見ている間にも一回だけ 波が近くにまで押し寄せてきました　 この浜では 9カ所産卵が確認できているそうです サーファーが多く訪れている足元にも 生命が宿っています 浜から戻る際には どうにか抜き足差し足で近づき クリアには撮れませんでしたが どうにか アカテガニかベンケイガニの姿を収められました 神話の旅/絶景の日向灘/どこかにマイル宮崎の旅47　2024.9.19 #旅まとめ #旅写真 #旅エピソード #発見レポ #jaltrico #マイルのススメ #穴場スポット

朝食前の時間に浜まで降りてみました 複数の台風の間の晴れ間ですが 朝から高温高湿度でサウナのような状態です 浜辺には台風の影響で流木が沢山打ち上げられていて散乱しています 波も高く 勢いよく防波堤に打ち付けてはじけ飛んで 朝日が雲の間から光を放ち 雄大な自然の表情を形作っています 神話の旅/絶景の日向灘/どこかにマイル宮崎の旅46　2024.9.19 #旅まとめ #旅写真 #旅エピソード #発見レポ #jaltrico #マイルのススメ #穴場スポット