発見レポ
京都市
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2024/12/31 06:49
【東京人からみた京都のひと】 東京在住で10年ほど前から、年に30日から90日ほど京都行くようになりました。 初めて京都に通うようになった際、京都の人、やや怖かったです。いわゆる「ブブ漬け」の話です。 調べると2つの原則があると分かりました。 1、個人主義で立場の違いはあれども 一対一の人間対人間の付き合いになる 2、コミュニケーションは察する形の非言語的なものが多くなる あくまで私の周りの印象ですが、東京の人より京都の人の方がやや付き合いやすいという感じです。 例えば、通い始めた上菓子司で「日頃のお礼にお茶と御菓子をどうぞ」なんて本気の目で誘われる時があります。そういう際は遠慮なく頂戴して、翌日そのお抹茶と御菓子の代金の半額1000円ぐらいの洋菓子を持って行きます。 (和菓子ならその店にはないもの。そうでないと暗に「この商品食べて学んだら」なんて暗喩に取られかねない気がして) これで一対一の人間対人間の関係ができていると思っています。もし同額2000円ぐらいだと相手の好意を無下にしたということになりますし、相手も以後誘いにくい。何も返せなければ厚意をただただもらうだけテイカーになる。半返しがちょうど好ましい加減ではないかと思っています。 すると行くたびにお茶と御菓子に誘われます。通された部屋で、掛け軸や絵、若女将が活けた花、昔の賞状など色々勉強になります。 さらに慣れてくるとABCDEという生菓子があった際、AとBを買うと、「では中で何を召し上がりますか」とまで尋ねてきます。 苦笑しつつも、ではCでお願いしますと言うと、今度は大女将が出てきて「Aは出来立ての味わいがありますからこちらで召し上がって、Cをお持ち帰りになった方がよろしいですよ」などと言い出します。全くたいしたものです。 数年した後、ポロッと大女将がこぼしたところによると私は「分かっている客」だそうです。 京都でこうした人間関係の加減を掴むと2、3ヶ月後自然にアレンジして東京の人間関係で応用している自分に気づきます。 写真の御菓子はやや意識水準を落とすと蛇に見えるように、京都ではその深い意識が鍛えられます。 ※写真と文中の上菓子司は無関係です #旅が教えてくれたこと  #jaltrico
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