グループ別の次は、航空機に付いてでした。
元ジャンボ機の機長からの貴重なお話。(少し冷えました?)
航空機の移り変わりを軸にしたお話がありました。
まず、日本航空の発足投与の航空機はエンジンが4発のガソリン燃料の旅客機でした。
車の様に、シリンダー一つ一つに付いた点火プラグを使ってガソリンを爆発させプロペラを回す訳ですから、空の上では点火プラグの交換も燃料を気化させるキャプレーターの調整も出来ないため、万が一の場合を考えて海外路線は4発機しか使えなかったそうです。
当初はDC-4が飛び、実際には長らくは与圧装置のあるDC-7Cが飛んだそうです。
速度が遅く航続距離も短かったため、給油のために島伝いに飛んだそうで所要時間も長かったそうです。
その後、ガソリンより取り扱いの容易なケロシンを使ったジェットエンジンが搭載されたDC-8が就航する様になったそうです。
DC-8は空の貴婦人と呼ばれていましたが、スリムで足が長かったのは航続距離も通じた様で、ルートの見直しによる所要時間の短縮にも貢献した様です。
資料の動画では、DC-7CとDC-8のエンジン音の違いを聞けたのは貴重でした。
プロペラ機4発機のDC-7Cは、弦楽器の4重奏の様な重さと深みを感じました。
ジェット機の中でも初期のターボジェットのDC-8は金管楽器の音に感じましたが、今主流のファンジェットの様な風きり音が少なくシンプルにジェット音が聞けた気がします。
また、古い機材から新しい機材への変遷で、コックピットの計器類の変化も話され、計器(表示)が纏めらて計器類の監視に視線の移動が少なくなり操縦の負担が軽減されたことも聞けました。
最後に、複合素材が快適性にも一役買っている事や結果として、地球にも優しい乗り物になっているそうです。
複合機材は湿気で錆びないので湿度調整が快適方向で出来るし、金属疲労の様な大きなリスクが小さいため、構造が簡素化出来る等。
やり方は少し違いますが、私も周囲の冷却を心がけています。
ストップ地球温暖化!
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