日本人観光客も多く訪れる常夏のリゾート地、ハワイ!行きたいところややりたいアクティビティがいっぱい......!なるべく多くを叶えるために、効率よくそして楽しく、移動したいものです。
旅慣れた人たちはどんな移動手段でハワイを巡っているのでしょうか? 伺ってみると、どうやらタクシーやレンタカーだけではなく、ハワイ独特の移動手段があるようです。
今回は、ジャルパックの岡田さんをゲストに迎え、便利な移動手段について聞いてきました。
ジャルパックのレインボートロリー。
日本で人気のハワイ画家、ヘザーブラウンの絵が
トロリーの外観に描かれています。
ーーハワイへ初めて行く人におすすめの移動手段は何ですか?
岡田:ハワイ、特にオアフ島でメジャーな観光地を効率よく回りたいと考えている人におすすめなのは断然「トロリー」です。
基本的にトロリーは、ワイキキ周辺の観光地やホテルの周りを走っています。
トロリーのいいところは、ハワイの風をじかに感じられるところ。 ハワイって快適な気候なんですよ。カラッとしていて、暖かいのだけど汗をかくほどの暑さではない。トロリーは、ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドといった観光地を中心に走っているので、まさにハワイ観光にぴったりの移動手段だと思います。
ーートロリーで行きやすい観光地はどこですか?
岡田:ダイヤモンドヘッドやアラモアナビーチなど、ワイキキから近いところです。それから、町中に施されたウォールアートがインスタ映えするとのことで最近流行っているカカアコ、イオラニ宮殿やカメハメハ大王像があるダウンタウンエリア、アラモアナショッピングセンターにも行けます。
逆に、オアフ島でもマイナーなエリアやハワイ島やマウイ島などの離島では、トロリーは運行していません。
インスタ映えスポットとして最近話題のカカアコ
ーートロリーに乗りたい場合はどうすれば良いですか?誰でも乗れるのでしょうか?
岡田:ジャルパックを含め、各旅行会社のパッケージツアーにはトロリーの料金が含まれているパックが多いです。また、特定のクレジットカードを持っていれば乗れるトロリーや、旅行代理店が現地で販売している当日券を購入した人も乗車可能です。
混み具合ですが、ジャルパックのレインボートロリーは日中、ゆとりを持って座れることがほとんど。旅行会社によって多少のばらつきはありますが、多くのお客さまが観光スポットから繁華街に移動する夕食前の時間帯は少し混む時もありますね。
最近は日本人も利用している
ハワイのレンタサイクル「biki」
ーーパッケージツアーを利用せずハワイを訪れる人もいると思いますが、他におすすめな移動手段はありますか?
岡田:レンタサイクルと同じ仕組みで利用できるbiki(ビキ)という自転車です。
bikiは小回りが効くので、バスやトロリーに乗るほどでもない近距離移動の際に役立ちます。利便性も抜群です。
「ビキストップ」といわれる駐輪場がワイキキ市内に100ヶ所ほどあります。bikiに乗って出発し、目的地付近に着いたら近くにあるビキストップに返却すればよく、乗り捨てができるのがとても便利です。
料金は1回30分間の利用で約3.5ドル、旅行中に何度か乗るようでしたらトータル利用時間300分で20ドルというプランも選べます。
ハワイでbikiを利用している日本人は増えていると思います。ただ、bikiは車道を走るという現地のルールがありますので、今後ハワイでbikiに乗る予定のあるお客さまは事前に調べてから行くのがおすすめです。
ワイキキビーチ
ーーハワイを初めて訪れる女性2人がオアフ島の観光スポットをできるだけ多く回るのを想定して、モデルパターンを教えてください。
岡田:初日は、ワイキキの繁華街にあるホテルに荷物を預けたあと、トロリーに乗ってワイキキビーチを見ながらアラモアナショッピングセンターへ。
ハワイ最大のショッピングセンターである
アラモアナショッピングセンター
アラモアナショッピングセンターはハワイ最大のショッピングセンターで、360以上のテナントが入っています。初日はここでお昼を食べ、お買い物を満喫。夕方はまたトロリーでホテルまで帰ります。
2日目は、「ホクレア」というジャルパックが運営する無料の観光バスを使い、ノースショアへ。「ハレイワウィングス」と呼ばれるウォールアートやおしゃれなショップなど、インスタ映えスポットが話題です!
インスタ映えスポットが数多くあるハレイワタウン
ノースショアでは、ガーリックシュリンプやパイナップルアイスクリームなどのハワイならではのグルメが楽しめます。
(ハワイのローカルグルメについてもっと知りたい方はこちら→「メジャーなものは食べ飽きた!地元の人も勧めるハワイの絶品ローカルフード」)
夕食はレストランもいいけれど、ディナークルーズで贅沢なひと時を過ごすのはいかがでしょうか。
3日目午前中は、陽が高く昇る前にトロリーに乗りダイヤモンドヘッドへ向かいます。
ダイヤモンドヘッドへの登頂は午前中がおすすめ
ダイヤモンドヘッドにトロリーで行くルートがすごく良いんですよ。トロリーは海沿いを走っているのですが、ダイヤモンドヘッドに登らなくてもトロリーでぐるっと回ってワイキキに戻ってきても大満足なくらい。
トロリーは観光用に設計されているため、景色が良いところを通るようにルートも工夫されているんですよ。
最終日は、オプショナルツアーで「天国の海」へ。「天国の海」は、限られた時間だけ海の中に砂浜ができる場所があって、まるで海に立っているような感覚を味わえることからそう呼ばれています。
天国の海 ハワイのオプショナルツアーの中でも
1、2を争う人気のコース
午後はトロリーに乗ってカカアコを訪れ、ワイキキに戻ります。
ーー盛りだくさんの王道プラン、トロリーがかなり役立っていますね!
トロリーやbikiでハワイの暖かい風を感じながら人気スポットを巡るプランは、観光スポットを効率よく回れる良いことづくしの王道プランでした。
この記事では、トロリーやbikiを中心にご紹介しました。トロリーやbikiを実際に利用したことがある人はぜひその感想をコメントで教えてください。
また、ハワイのおすすめ観光スポットや各スポットの巡り方など、あなたのご提案もお待ちしております。
今回お話を聞かせてくれた
株式会社ジャルパック 岡田さん