楽しみな海外旅行、そんな海外旅行に行くとき、困ったことの一つとして時差ボケがあります。時差ボケのせいで眠くなってしまったり、だるくなってしまったり、旅行を楽しめなくなってしまうこともありますよね。
そもそも、時差ボケはなぜ起こるのでしょうか。そこで、この記事では、時差ボケが起こる原因と、自分でもできる解消方法を解説していきます。時差ボケを解消して快適に海外旅行を楽しみましょう。
私たちの体内にはおよそ24時間で時を刻む体内時計が備わっています。これに、出発時と現地に到着してからの外部環境からずれが生じてしまい、時差ボケをおこしてしまう原因になるのです。つまり、日中は動く、夜間は休む、というサイクルが現地との時間差によって崩れてしまうということです。
例えば、時間差により、本来は眠るはずである時間に、活動しなくてはいけない時間が来てしまうといったことが原因で、昼間に眠くなったり、夜眠れなくなったりということが起こってしまう現象、これが時差ボケです。
また、時差ボケは朝方の生活リズムの人に症状が強く起こりやすく、夜型の生活リズムの人は軽めになる傾向があります。他にも、時差が5時間以上ある地域に短時間で移動した場合に起こりやすくなってしまいます。
したがって、どの程度の時差の国にどのような移動手段で行くかということは、気を付けなくてはならず、滞在期間によって解消方法も少し違ってくるので注意が必要になります。
時差ボケをできるだけ予防するためにできることは、旅行中の現地での滞在時間が2~3日程度であれば、出発する前に十分に休息をとっておくということです。滞在中も、現地時間に無理に生活リズムを合わせることはせずに、日本時間の夜にあたる時間は睡眠をとることで、日本へ帰国した後も生活リズムを取り戻しやすくなります。
長期の滞在になる場合は、出発前の十分な睡眠が必要です。できることなら少し現地の時間に生活リズムを合わせておくこともおすすめします。その他にも、体調がすぐれないようなときには無理をせずに医師の診察を受けるなど、できるだけ体調は整えておきましょう。
簡単に時差ボケをやわらげるためには、2~3日の短期の滞在であれば無理をせずに日本の生活リズムを守ると良いでしょう。現地では、眠いと感じたら眠ってしまった方が時差ボケはやわらぎます。
また、滞在期間が長期になる場合には、事前に少しずつ体を慣らしておくことも、時差ボケをやわらげる方法の一つになります。例えば、アメリカなどの東方に向かう場合には数日前から早く床に就き、早起きをすることを心がけるようにし、逆に、ヨーロッパなどの西方に向かう場合には、遅く寝て遅く起きるようにすると体が現地時間に慣れていきます。
また、現地では、太陽の光を浴びたりショッピングやスポーツなどで体を動かしたりと、体を現地のリズムになれさせていくことで時差ボケはやわらぎます。
時差ボケにはさまざまな原因があり、解消方法もそれに合わせる必要があります。また、滞在期間などでも、解消方法が多少違ってきます。今回紹介したものはいずれも簡単な予防や解消方法なので、これらの方法を実践することで、旅行先でも快適に過ごしましょう。