国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

今まで平和記念公園に何度か訪れていたのに、この祈念館のことは知りませんでした。
いつも正面から入って、慰霊碑を通り、元安川方面に抜けるルートを取ってしまうので気づきませんでした。
元安川沿いにあり、出口側が平和記念公園レストハウスに隣接しています。
日本語以外、21の言語のパンフレットが準備されていました！
入場は無料です。

2022年12月30日から2023年3月14日まで企画展向けの展示室の改装工事が行われ、全面リニューアルしたそうです。
外観も館内もとても綺麗で荘厳な雰囲気でした。

展示エリアにある
「ここに、原子爆弾によって亡くなった人々を心から追悼するとともに、誤った国策により犠牲となった多くの人々に思いを致しながら、その惨禍を二度と繰り返すことがないよう、後代に語り継ぎ、広く内外へ伝え、一日も早く核兵器のない平和な世界を築くことを誓います」
との掲示に昨今の国際情勢を思い起こし、来月この地で開かれるサミットが、各国首脳が平和への考えを深めて国際社会に良い影響を与えてくれることを期待したいと感じました。

また、館内の企画展「空白の天気図-気象台員たちのヒロシマ-」が催行されていました(2024年2月29日まで)
当日の気象データを伝えるため、また、被爆後わずか1ヶ月後に広島を襲った枕崎台風の被害を伝えるために奔走した気象台関係者の体験記や資料を見ることができます。
資料などは殆どがGHQに没収されてしまったため、残されたここにある資料はとても貴重なものになっています(このエリアだけは撮影NGでした)。

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