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　警察署に行って話そうと強く切り出すと、態度が急変し、もういいわという状況を作り出し、彼等はそそくさと消えてしまった。観光客を装った男はと言うと、まだ私の傍らに留まっている。行き場を無くしたかのように。数メートル歩くとレストランに入っていった。ほんの数分の出来事だった。思い切って行動を共にしていれば良かったかも知れない。面白かったかも・・・？
　（画像1・５）：その状況を思い返しつつ「カサミラ」までの行き帰りを歩いたわけである。地下鉄駅で二駅分。帰り道も同じ現場を通ってみた。確認する意味でも。不信感は募るばかりである。上のような状況後だったからかもしれないが、「カサミラ」については、あまり感動を覚えていない。ガイドブックに委ねることにする。
（画像2・3）：その行き帰りに見えたオベリスクのようなオブジェと誰かの銅像？であろうか？ガイドブックでも確認することができなかった。
（画像4）：カサミラ方面からのサクラダファミリア。

さて、ホテルに帰ってガイドブックを読み返していると「偽警官に注意！本物の警察官はパスポートを見せろということはあっても財布の中まで見ることはない。」の文字が飛び込んできた。その前のページまでは読んでおいたのに。あわてて日本に連絡。
　携帯電話はそのまま使えるということの実証に入った。日本時間は丁度娘が仕事に出掛ける前の時刻で、カードの停止の連絡等を行ってもらうことにした。電話はクリアーに繋がった。明日領事館に被害届を出しに行かなければ、と思いながらも、疲れとアルコールに負けてすぐ眠りにつくことが出来た。
　
帰国してからはカードの再発行手続きをして手元に届くまで２週間ほどかかる。ガイドブック等はしっかり読んでおきましょう！