今回の航空教室の講師は岸田さん。
岸田さんは元Boeing747の運航乗務員。
自己紹介で、参加者がおおおおっ！！てなる人😆。
その岸田さんのパイロット目線での航空教室はとてもマニアックだが、お子さん、お母さん方にもわかりやすく説明してくれた。

主な内容を講義中にメモした。
スライドの撮影はできないので。
まずは羽田空港。
正式名称は東京国際空港。
滑走路は何番か？
正解は4本。

パイロットは好きなところに着陸していいのか？
ダメ！管制が決める。風向きによって着陸滑走路が変わる。

旧管制塔はDランができてから、見えないという問題があり、116mの新管制塔ができた。

今日は前線の通過中で、A滑走路を離陸に。
しかしもしかしたら、北風に変わり、着陸に変わるかもしれない。でも着陸を見せたいと岸田さんは熱弁。元パイロットとしての講義はかなりマニアック。

なぜ飛行機は飛ぶのか？諸説ある。
翼の上と下では風の通過速度が違う。
上の方が圧力が低いので揚力が増す。
紙の上に息を吹くと、上に舞い上がるのは揚力が発生するから。

エンジンについて。
推進力の、8〜9割はバイパス空気。
残りは中のタービンを回す空気。
どれだけのパワーがあるのか？
747で実験した動画を見る。
簡単に車が吹っ飛ばされるシーンに皆驚愕。
岸田さん曰く、私の時代のエンジンは小さかったけど、最近の777も787も大きくてパワーは桁違い。
A350も私の時代のよりもはるかにパワフル。
この動画は整備士の教育用で、エンジンの前や後ろに立つなという指導をするためのものだと。

Boeing777-300ERは長さ74m。
離陸重量340t、機体165t、燃料145t、貨物30t
大人の像75頭。燃費は100m/t
ドラム缶900本。燃料は灯油に近い。水分を除いたケロシン。

最後は飛行機の製造について。
ボーイング工場での737-800の製造過程の動画。
Boeing737-800は9日ほどで完成するそう。
みんな静かに聞き入っていた。かなりの好評だった。

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