4月1日。
ピカピカの新年度ですが、都心の桜は既に桜吹雪とともに散り始めとなり、東御苑の出入口である平川門のお濠端には早くも八重桜が満開に近づいていました。
居住地に近い場所こそ早く咲いた年も遅い年も、桜便りを聞きつけてから駆けつけることも可能ですが、どこか遠くの桜の名所でも見に行こうと思うとなかなか大変です。もちろんお金に糸目をつけなければ話は別ですが、現実なかなかそういうわけにもいかず、JALの先得割引を買ってお休みを取って宿を予約して…。
奈良県宇陀市にある又兵衛桜もまた、年によって大きく満開の日が変わるようで、遅い年には4月半ば頃に満開だったという記録も出てまいりました。
2018年4月3日から4日にかけての、一泊だけの勝負。宿も徒歩数分のところに確保し、宿の方に近鉄榛原駅まで送迎していただき、ご対面した滝桜・又兵衛さんは見事に満開。大勢の観光客が大木の周りを取り囲み、思い思いに写真を撮っていました。
明けて4日の朝6時過ぎ。まだ薄暗い中、再び又兵衛さんに会いに行き、そこで目にした光景に少なからず驚きました。
規制線があるわけでもなんでもありません。既に五十人を超える人。しかし昨日と違うのは人々は観光客ではなく(!?)皆さん本格的なカメラを持った「写真屋」さんだったのですが、全員が20m以上離れた場所に三脚を構え、まるで線でも引いてあるかのようにそこから内側には誰ひとり入っていません。
前日の昼とは全く違う環境で撮影した満開の又兵衛さんを、新年度の最初にお届けいたします(4枚目5枚目は前日の日中の撮影分です)。

なお、投稿文は公益財団法人森林文化協会のFacebook pageの本日の投稿と重複しますが、写真を一枚追加いたしました。是非、この見事な又兵衛さんを多くの方に見て頂きたいです。
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