JALトーク
2022/04/19 20:08

航空機のライト🚨

航空機には赤や白、緑など、さまざまな種類のライト🚨が装備されています。パイロット👨‍✈️は飛行中はもちろん、駐機中や地上走行(タキシング)中でもライトを使用しています。

まず、飛行中のみならず駐機中でも点灯しなければならないライトが翼端に取り付けられている航法灯もしくは位置灯です。航法灯もしくは位置灯は機体の位置と進行方向を明確に示すもので、右翼端が緑色、左翼端が赤色の光と決まっています。船舶🚢の舷灯も同様に右舷(スターボード)が緑色、左舷(ポート)が赤色と決まっています。自機のコックピットから前方に相手機を発見した場合、自機から見て相手機の左側が緑色、右側が赤色で有れば、その相手機は自機とは逆方向に進んでいることが分かります。

エンジンスタート並びに出発時に点灯するのが衝突防止灯という赤色の閃光灯です。これはその名の通り、衝突防止のためのライトであり、機体の上下に取り付けられています。駐機中の機体の衝突防止灯が点滅し始めたら出発の合図であることを示しています。

両翼端にも白色の閃光の衝突防止灯がありますが、こちらのライトは離陸🛫から着陸🛬まで常に点灯しています。その白色の閃光灯は非常に明るいことから、遠くからでも機体の存在を確認でき、夜間でもすぐに視認できます。

因みに翼端の白色閃光灯の1周あたりの点滅回数はボーイング機とエアバス機でそれぞれ異なっており、ボーイング機が1回、エアバス機が2回点滅するようになっています。

機体がタキシング中に前方を照らす白色の光を地上走行灯といいます。JALグループでは駐機場から牽引車(トーイングカー)でプッシュバックされた後、タキシングを開始する前に翼の付け根にある地上走行灯を2回点滅させています。これはパイロットが機体に問題がないことを確認し、整備士やグランドハンドリングスタッフなどに出発の合図を送るためです。

そのほかにも夜間の着陸で滑走路に進入する時に点灯する着陸灯や、航空各社のロゴマークを照らすロゴ灯、主翼を照らす翼点検灯など、ライトの役割によって色や点灯の仕方が異なっています。

パイロットはフライト時間や天候などの状況を判断しつつ、さまざまなライトを使い分けながら安全運航を心がけています。
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