皆さんは #ADS-B をご存じでしょうか。ADS-Bは、航空機がGPSで測位した自機の位置を機種、便名などと一緒に定期的に電波で送るシステムです。昔ながらのレーダーよりも正確に多くの情報が得られるので、航空交通管制のために使われています。

JALさんのページには解説が無いので、ANAさんのIRページに載っている解説PDFを紹介します。 https://www.ana.co.jp/ir/kabu_info/ana_vision/pdf/61tq/05.pdf

使っていらっしゃる方の多い #Flightradar24 などは、このADS-Bを受信して地図にプロットしています。他にも同様のFlightAwareやRadarBoxというものがあります。これらのサービスは、世界中のボランティアが受信したADS-B信号をサーバーに送ることによって情報を集めています。ボランティアとは書きましたが、ADS-Bの情報を送信している人達は、見返りにそれぞれのサービスの有料プランを利用することができます。例えば、Flightradar24であれば月額50ドル近くするBusinessプランが与えられるので、アプリの広告も無くなり、過去3年分の履歴などが見れるようになります。

僕はこのADS-Bを受信して各社に送る設備を自宅の屋上に取り付けています。1枚目の写真がADS-Bを受信するためのアンテナ、2枚目の写真が受信してインターネットを通じて各社に送るためのコンピューター基板です。アンテナは最初は屋内に小さなアンテナを置いていたのですが、より遠くの航空機の電波も受信したくなり、アメリカから性能の良いアンテナを個人輸入し、屋上に長いポール用意し、その先に取り付けました。

3枚目の写真が受信できている範囲です。RadarBoxは、受信できている範囲をこのように描画できるので気に入っています。東京の辺りが受信できていないのは僕の住んでいる名古屋からすると、富士山の影に入っているからだと思います。（電波は見通しですので、物の影に入ると反射されたりしないと届きません。屋上に長いポールを取り付けたのも見通しのためです。）

ときどき機内WiFiで自宅の受信設備で乗っている機体のADS-Bが受信できていることを確認して楽しんでいます。 #飛行機好き #フライトレーダー