航空機の先頭部分にはピトー管というのが付いてます。
この一見短いヒゲみたいなやつ。
でもめちゃくちゃ重要な機器です。
ピトー管とは、流体の総圧と静圧を計測する装置。
飛行機ではこれで、対気速度を測ります。
飛行機は空気に対してどれくらいの速度が出ているかを測ります。
ピトー管から計測された、誤差などの補正のない速度を指示対気速度(IAS)。乱れていない大気と航空機との相対速度(EAS)で、海面温度の空気密度とその高度での空気密度の比を修正値として最終補正をした真の速度を真対気速度(TAS)と言います。
空の上はジェット気流による風速や風向きも、そして空気密度も異なります。指示対気速度は700km/hでも補正された真対気速度は900km/h、しかし対地速度(GS)は1,000km/hを超えてることがありますね。
速く飛べるのはいいんですが、機種により限界もありますね。さらには、遅すぎると失速も・・・。
空港付近の速度制限や管制からの速度指示、離陸に必要な速度の基準はIASです。
那覇から羽田に向かう便に乗ったとき、出発が遅れて、上空40,000ftあたりで、FR24で確認したら、めっちゃ飛ばしてはる・・・😆という経験がよくあります。
機長のアナウンスで、管制への要請で、安全範囲内で可能な限り速度を上げて飛行・・・というのは、ジェット気流にうまく乗り、性能限界の安全範囲内で速く!飛んでいるということです。
たまたまフライトレーダーで新千歳に向かうA350を捕捉しましたが、FL410で、IASが251kt・・・ただ、高高度になると誤差が出ますので実際は隣のマックナンバー、マッハ0.844で指示が出てると思います。
対地速度が503ktですから、速いですね。
出発が遅れても目的地に定着ってことはかなりありますが、このような高度な速度コントロールと安全運航の両立があってこそ!たまに機内でFR24を見てるとついテンションが上がります。
#ピトー管 #ヒゲ #対気速度 #飛行機好き #jaltrico
この一見短いヒゲみたいなやつ。
でもめちゃくちゃ重要な機器です。
ピトー管とは、流体の総圧と静圧を計測する装置。
飛行機ではこれで、対気速度を測ります。
飛行機は空気に対してどれくらいの速度が出ているかを測ります。
ピトー管から計測された、誤差などの補正のない速度を指示対気速度(IAS)。乱れていない大気と航空機との相対速度(EAS)で、海面温度の空気密度とその高度での空気密度の比を修正値として最終補正をした真の速度を真対気速度(TAS)と言います。
空の上はジェット気流による風速や風向きも、そして空気密度も異なります。指示対気速度は700km/hでも補正された真対気速度は900km/h、しかし対地速度(GS)は1,000km/hを超えてることがありますね。
速く飛べるのはいいんですが、機種により限界もありますね。さらには、遅すぎると失速も・・・。
空港付近の速度制限や管制からの速度指示、離陸に必要な速度の基準はIASです。
那覇から羽田に向かう便に乗ったとき、出発が遅れて、上空40,000ftあたりで、FR24で確認したら、めっちゃ飛ばしてはる・・・😆という経験がよくあります。
機長のアナウンスで、管制への要請で、安全範囲内で可能な限り速度を上げて飛行・・・というのは、ジェット気流にうまく乗り、性能限界の安全範囲内で速く!飛んでいるということです。
たまたまフライトレーダーで新千歳に向かうA350を捕捉しましたが、FL410で、IASが251kt・・・ただ、高高度になると誤差が出ますので実際は隣のマックナンバー、マッハ0.844で指示が出てると思います。
対地速度が503ktですから、速いですね。
出発が遅れても目的地に定着ってことはかなりありますが、このような高度な速度コントロールと安全運航の両立があってこそ!たまに機内でFR24を見てるとついテンションが上がります。
#ピトー管 #ヒゲ #対気速度 #飛行機好き #jaltrico