「はやとの風」ラストランを前に

鹿児島中央～吉松を走るJR九州 D & S列車「はやとの風」は、2020年9月から運行が休止となり、用いられていた車両は、2022年9月から長崎・佐賀で走り始める予定の新しい D & S列車へ転用されます。
けれども、それを前にした2021年12月25日から「はやとの風」が運行再開となっています。

主に週末運行、最終日は2022年3月21日。ラストラン前の限定された期間・曜日運行、そういう時には鉄道趣味者が大勢乗り、車内の落ち着きは期待出来まい。いや、それは首都圏・京阪神圏のことであり、鹿児島ではそんなことはないかも。
等々案じながら、私は2月22日に特急券購入、2月27日（日）に乗って来ました。

2両編成での客席はおそらく満席。皆が「はやとの風」乗車が目的のようで、車内で撮影する人、グッズを購入する人が多く見られます。その顔ぶれは老若男女様々でしたが、子供連れ客が多かったように思います。

で、車内の落ち着きは度合いは、私には皆無。
客室乗務員さんによる案内放送にあったワゴンサービスから私はホットコーヒーを買って飲む魂胆でいましたが、グッズ購入の客がワゴン置き場に並び、その結果車内販売ワゴンが客室を動くことはありませんでした。
嘉例川駅停車で一時的に多くの客が同駅ホームへ降り、私はそのタイミングでコーヒーとパンをワゴン置き場へ買いに行き、ようやく飲めることに。

上記のようなことは、乗車が目的となる列車ではよくあります。その辺の喧騒すらもイベント、そう思えるくらいがよいかと思います。
なお2名いた客室乗務員さんが車内を回ったのは2回。「はやとの風」ステッカー配布と、記念撮影ボードを持っての巡回でした。

さてこうして車内が賑わう（または落ち着かない？）のは、始終着駅プラットホームの賑わいにつながります。
大勢の人がホームにいるシーンが見られ、やはり特急または観光列車発着時の駅はこうでなきゃ。