同じサイズの乗車証、載るのはともに国鉄時代塗装をまとった国鉄型車両、頂いた場所はともに優等列車車内。
けれども上と下では値打ちがまったく違い、上の「キハ183系オホーツク」が桁違いに大･･･鉄道趣味者にとってですが。

1年前の今日、JR北海道N183系ディーゼルカーがラストラン。
2023年3月下旬から国鉄塗装復刻の2両を組み込んだ引退興行列車が運行されてきましたが、10日（月）の網走→札幌が最終。大阪大井はその列車に乗り、画像上の乗車証を頂きました。
全車指定席での運行につき1ヶ月前午前10時に指定券を確保、当日は6時間弱に及ぶ乗車。記念証が配られ、ラストランに相応しい態勢・演出を見聞出来、強く思い出に残るものとなりました。が･･･。

4ヶ月後の2023年8月13日（日）、えちごトキめき鉄道の観光急行に乗りました。
JR西日本で走っていた電車に元の塗装を施し、週末に運行。ラストとかではないので値打ちは下がり、自由席もあるので乗るため乗車への障壁も低くなります。
ところが乗ってみたら、これがめちゃくちゃ楽しい！

快適な走行、途中で撮影タイムあり、国鉄時代の雰囲気を再現した車内、車内販売で飲食物購入が可能、乗車証配布･･･めりはりのある、楽しめる電車急行列車！
車内販売が無く、乗車証配布・車内改札以外は粛々と座っているだけの時間が長かった「キハ183系オホーツク」とは対照的ですらありました。

画像にも載せた2枚を眺めると、ともに大きな思い出でがよみがえります。それも観光急行のおかげで「オホーツク」が対極の存在としてより強められます。
1980年代に食堂営業のある国鉄特急列車で鉄道移動または鉄道旅行を楽しんで来た者ゆえ、現代JRでの引退興行にある種の不満を抱くのは必然か。
「有料特急列車たるものは」という思考を有する私が、例えばJR西日本381系電車特急ラストラン乗車を目論むことは今は無いです。

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