今日から冬ダイヤということで、中でも最大のトピックといえば、大手航空2社(JAL,ANA)と九州の地域航空3社(JAC,AMX,ORC)がJAL系列、ANA系列の枠組みを超えてコードシェアを開始したことですね。

それまではJALはJAC・AMX、ANAはORC、といった具合にそれぞれの系列内のみで行ってきました。

この度、大手航空2社の系列ネットワークの枠組みを超えたコードシェアが実現したのはEAS LLPでの取り組みの一環であることが一番の理由です。

しかしながら、厳密にはJALとANA同士が直接提携するわけではありません。前述の地域航空3社と大手航空2社は全くの別会社です。

例えば、JALの場合、JAC並びにAMXの運航便について、それまで自社のウェブサイトなどで航空券を販売してきました。

ANAもそれまでORC運航便の航空券を自社でも販売し、コードシェアを実施しておりました。

この度のコードシェアにより、JALがORC運航便、ANAがJAC並びにAMXの運航便のそれぞれの航空券を販売できるようになります。更にJALの子会社であるJACに関しては現在、運送の共同引受により、全ての運航便名をJAL便に統一していることから、JAL便にコードシェア便としてANA便が付与されるというケースも生まれることになります。

それまでJAL陣営とANA陣営ではっきりと分かれていた日本の航空会社勢力図も双方がお互いに提携し合うことで、実質的に日本の航空会社勢力は1つの塊に変わるものと私は考えております。

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