発見レポ
資料館の2階は三島食品グループの資料です。

創業者が小学校の時に感銘を受けた「しゃうじき」(正直)が先ず目に止まります。
そして、ふりかけの歴史を知る資料の数々。

「ふりかけ」自体は戦前から作られ使われていた様ですが、工業化されて生産され始めたのは旧日本軍への携行食として使われる様になったからの様です。

その為、ふりかけ会社の多くが軍に関係がある地域に多い傾向がある様です。
「露営の友」と言う商品名や「行軍の友」と言った呼び方から、「旅行の友」や「弁当の友」「子供の友」と言った言葉が ふりかけ をイメージする様になった様です。

元々は「供」の意味だったのでしょうが、厳しさの中で温かみのある「友」が親しみを覚え、お供えとも受け取られる事から忌み避けられたのかも知れませんね。

戦中や戦後は、ご飯を楽しむ以外にも「栄養補助食品」的な意味合いで使われていた ふりかけ ですが、小さなブリキ製の容器であったため、当時の製造技術では中に湿気が入りやすかった様です。
創業者は、ふりかけを量り売りする事で価格を抑えながら風味の良い商品を販売する事で大成功したそうです。

その財源は、広島では馴染みの薄い「鮭」だったそうで、切り身にして麹漬けて販売したそうです。
終戦直後の食料管理法の指定食品の中に、鮭の麹漬けが入ってなかったため自由に売ることが出来たそうで、化粧箱に入れて百貨店で売られたそうです。

そして、昔は広島の街中で多く見かけた「サラヤのむすび」の模型もありました。

資料館の開館時間は午前9時から午後4時まで。
休館日は日曜日と月曜日です。
入館無料です。
#穴場スポット #広島県内放浪記 #無料スポット #ふるさと応援
ふりかけ資料館 楠苑(広島県北広島町)
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