🇦🇲アルメニア 未知未知なアルメニア⑤【バカでかいモニュメント、カスケード】

エレバンを紹介する掲載写真として絶対に載っていて、ランドマークとして君臨するのは、市中心部の北部にある「カスケード(տասկադ)」です。とにかく巨大で、世界的に見て珍しい建造物です。その巨大さは、なんと、高さ302メートル、幅50メートルで、572段の階段でつながる5つのテラスで構成されています。間近で見るとかなり巨大な建造物です。

第二次世界大戦でソ連軍がナチスドイツに勝利した記念モニュメントとして、エレバンのダウンタウンを見下ろす丘にかけて造られています。572段の階段を汗ダクダクで登り切り、これで頂上かと思いきや、丘沿いのかなり勾配のキツイ小道を登り、更に今にもサビで朽ち果てそうな危険な鉄階段を登ると、最上部のは記念碑のある広場に到達します。そこには、下から見ると鉛筆程度だった、高さ118メートルのソビエトアルメニア建国40周年記念碑が天高くそびえています。このような塔が残っているのもソビエトみたいです。ここまで来る人は、ほとんどいません。微かな涼風が吹いていて、みなと言っても3～4人が涼んでいます。

この最上部の広場からは、登ってきたカスケード方向、真正面にアルメニア最高峰の5137mのアララト山が見えるはずですが、モヤがかかっていて見れません... 疲れが倍増します。

実はカスケードは、最上階までエスカレーターを乗り継いで登ることもできます。エレバンの紹介の代表するカスケードですが、外国人らしき人は皆無、市民が途中まで登っている程度です。エレバンは、ほとんど外国人はいないんです。大雑把に言うと、カスケードは独り占め、エレバンの眺望も独り占めです。アララト山が見れなかったショックで疲れが倍増した足取りで下山し始めます。

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