【ラグビーファンは集合！】JALのラグビー部『JAL WINGS』の試合やイベントに行ってみよう

今年は日本中がラグビーの熱狂に包まれましたね！

新たなファンが増え、今なお盛り上がりをみせているラグビーですが、実はJALにもラグビーチームがあるのです。その名も『JAL WINGS』！

JALグループ社員として働きながら練習は週4ペース、さらにCSR活動の一環で全国各地へ足を運んでラグビー体験などのイベントを主催しています。

彼らが仕事のかたわら、JALでラグビーを続ける理由は何なのでしょうか？今回は『JAL WINGS』で活動する選手3人に話を聞きました。

門戸は広く、ラグビー愛をもったメンバーが集ったチーム

左：久富さん、中央：市川さん、右：木田さん

ーー『JAL WINGS』はどういった経緯で発足したのでしょうか？

市川：『JAL WINGS』は1954年に有志のメンバーにより立ち上げられたチームです。1987年には会社の強化文体部に指定され、正式な部活動となりました。60年以上の歴史があります。

市川さん JAL WINGS主将（ラグビー歴14年）

ーー長いこと活動を続けているのですね！『JAL WINGS』には、どういった理由で入部する人が多いのですか？

久富：「もともとラグビーをやっていて社会人になっても続けたいから」といった理由の人がほとんどです。

チームメンバーはJALグループに所属する社員で構成されていて、各社の先輩から声をかけられたことをきっかけに入部する人も多いですね。わたしも先輩に誘われて入部を決めました。

入部にあたってラグビーの経験年数や実力面での制約はまったくありません。入部は誰でも大歓迎というスタンスです！

木田：高校までラグビーをやっていた人がいたり、大学ではアメフトをやっていたけれど『JAL WINGS』に入って再びラグビーを始めた人がいたり。経験値は人それぞれですが、ラグビーに対する熱い想いをもったメンバーが集まっています！

ーーユニフォームがかっこいいですね！

市川：ユニフォームはJALのコーポレートカラーである赤色を基調に作られています。「力強く前に進んでいくチーム」といった印象を与える色に加えて、デザインのシンプルさが気に入っています。

ーー普段はどのくらいの頻度で活動しているのでしょうか？

木田：練習は土日含めて週に4回行っています。例年、9月~12月が公式戦のシーズンとなり、日曜日に試合を行うことが多いです。

もちろん通常業務が優先なので練習に参加できないこともありますが、できるだけ予定を合わせて参加するようにしています。

久富：対戦相手の中には、練習が週に1回のみのチームもあり、「これは負けられないぞ！」と燃えることもあります（笑）。先月行われた試合でも、終盤までなんとかリードを守りきり、厳しい試合を勝ち切ることができました。週に4回、練習している成果がでましたね。

エアラインのスポーツチームだからこそできる活動で地域貢献

ーー『JAL WINGS』は試合以外でどのような活動をしているのでしょうか？

久富：各地の幼稚園や小学校でラグビー体験会を主催したり、ラグビー関連のイベントに参加したりしています。

たとえば『JAL WINGS』は千葉県浦安市を拠点に活動していることもあり、浦安市ラグビー協会と連携して、市内のスポーツ振興やラグビーの普及に力を入れています。先日は、障がいのある子どもたちと一緒に楽しめるラグビー体験会を開催しました！

木田：体験会では「タグラグビー」を採用しています。腰にタグを付けてゲームを行い、タグを取られると「相手にタックルされた」とみなされます。通常のラグビーと違って、体がぶつかることがないので、比較的安全に楽しめるのがポイントです。

ルールも簡単なので、集まった子どもたちや親御さんにはレクリエーション感覚で気軽に参加していただけます！

保護者チームと『JAL WINGS』がいい勝負をすることがあるのも、タグラグビーならではですし「早歩きのみ」のルールで実施した試合では、小学生チームに負けてしまいました（笑）。

木田さん JAL WINGS副主将(ラグビー歴20年）

ーー気軽にラグビー体験ができるのはいいですね！！

市川：大分県別府市では毎年『JALラグビーフェスティバル』を開催しています。当初は2016年に発生した熊本地震の復興支援を目的に開催したものでしたが、今では地域のラジオやテレビ番組内で宣伝をしてもらえるほどに。別府地域の目玉イベントのひとつになっています。

ラグビーが心の底から好き。『JAL WINGS』で大きな目標を達成したい

ーー仕事と両立しながら、長くラグビーを続けられる理由はなんですか？

久富：『JAL WINGS』でラグビーを続けている人たちは、僕もそうですが、やっぱり心の底からラグビーが好きなんです。自分が所属している会社でラグビーができる、恵まれた環境があるならば、やらない手はないって感じですね！

久富さん JAL WINGS副主将（ラグビー歴22年）兼 Discova編集部

市川：部活動を通して、仕事では直接関わらない人とつながれることも刺激になっています。JALグループは、一便一便の運航に全社員がかかわっているので、横のつながりをとても大切にしています。

チームには10歳以上、年上の先輩たちもいますが、ラグビーというつながりがあると仕事の相談もしやすいです！

ーー最後に、チームとしての目標を教えてください！

市川：僕たちは現在、社会人ラグビーリーグの中で上から4番目のリーグ「トップイーストディビジョン2」というリーグに所属していますが、さらに上位のリーグで試合をしたいという想いがあります。

まずはもうひとつ上のリーグである「ディビジョン1」に昇格するという目標を掲げています！ディビジョン1に昇格すると、「ラグビーの聖地」と呼ばれる秩父宮ラグビー場で試合ができるようになるんです。

そのスタジアムを『JAL WINGS』ファンで埋めて、真っ赤に染めるのが夢ですね！

ーーありがとうございました！