同一機種で異なる搭載エンジン
Trent1000
GEnx
ご存知の通り、B787の搭載エンジンはRR社製のTrent1000とGE社製のGEnxの2種類あり、両者の大きな違いはエンジンブレードの色にあります。
Trent1000のファンは中空のチタン製で鉄の色、
GEnxはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)で真っ黒のファンに、前縁だけ銀色のチタンのカバーがつけられています。ブレードの前縁にチタンのカバーが付いているのは耐衝撃性を高めるためだそうです。
日本の航空会社におけるB787の搭載エンジンは少し前まではJAL保有分がGEnx、 ANA保有分がTrent1000とはっきり分かれていましたが、2021年10月以降は ANAでもGEnx搭載B787の導入を順次進めています。その理由としてはTrent1000の不具合により、エンジン改修に伴う欠航が大量に発生したことからそのリスク分散として ANAもGEnx搭載B787を導入するに至りました。
同じようにB777-200ERにおいてもJAL保有分とANA保有分で搭載エンジンが異なっており、前者はGE社製のGE90、後者はP&W社製のPW4000をそれぞれ採用しております。ご存知かと思いますが、PW4000を搭載したB777は一連のエンジン問題により、飛行禁止措置が長期化しており、いまだ飛行禁止措置解除の目処が立っておりません。そのため、JAL保有分の当該機は全機退役扱いとなってます。
余談ですが、JALが保有するA350の搭載エンジンはRR社製のTrentXWBのみの独占供給となっており、また、JALとしてもA350導入前はRR社製エンジン搭載機は存在しなかったことから、A350がJALとしては初めてのRR社製エンジン搭載機となっています。
Trent1000のファンは中空のチタン製で鉄の色、
GEnxはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)で真っ黒のファンに、前縁だけ銀色のチタンのカバーがつけられています。ブレードの前縁にチタンのカバーが付いているのは耐衝撃性を高めるためだそうです。
日本の航空会社におけるB787の搭載エンジンは少し前まではJAL保有分がGEnx、 ANA保有分がTrent1000とはっきり分かれていましたが、2021年10月以降は ANAでもGEnx搭載B787の導入を順次進めています。その理由としてはTrent1000の不具合により、エンジン改修に伴う欠航が大量に発生したことからそのリスク分散として ANAもGEnx搭載B787を導入するに至りました。
同じようにB777-200ERにおいてもJAL保有分とANA保有分で搭載エンジンが異なっており、前者はGE社製のGE90、後者はP&W社製のPW4000をそれぞれ採用しております。ご存知かと思いますが、PW4000を搭載したB777は一連のエンジン問題により、飛行禁止措置が長期化しており、いまだ飛行禁止措置解除の目処が立っておりません。そのため、JAL保有分の当該機は全機退役扱いとなってます。
余談ですが、JALが保有するA350の搭載エンジンはRR社製のTrentXWBのみの独占供給となっており、また、JALとしてもA350導入前はRR社製エンジン搭載機は存在しなかったことから、A350がJALとしては初めてのRR社製エンジン搭載機となっています。