「旅券の頁から…」本日はエジプト編です

某テレビ局の旅番組「世界の車窓から」風に、石丸さんのような空想のナレーションで「旅券の頁から…」、第四回目はエジプトです。

エジプトの査証は、入国時に手数料（確かＵＳＤの現金で支払ったような記憶が…）を支払うと日本でいう収入印紙みたいなものをパスポートに貼ってもらい、その脇に入国印が押印される形式でした。

カイロ空港のイミグレーションは、西洋人らしき人々である外国人観光客で混雑しており、係員の手際の悪さも相まって入国にたいへん時間を要した記憶があります。

私が訪問したところは、エジプト航空の直行便は無く、マニラ、バンコク経由での航路で約20時間近くの時間が必要でした。

東京－マニラ間と、マニラ－カイロ間では、乗客の雰囲気が異なり、東京－マニラ間では日本からの帰国者で満席、マニラ－カイロ間ではアラブ方面への出稼ぎ者のための出国者（聞くところによると現地でのハウスメイドとしてらしい）で満席だったので、現実的には東京－カイロ間を乗り通す乗客はほぼ皆無でした。

その当時でも、ターキッシュ航空のイスタンブール乗り換えのほうが所要時間が少なかったことも原因らしかったようです。

私が搭乗したエジプト航空機は当時でもカイロからの折り返し便でしたが、到着が24時間以上遅延したため、出発も28時間程度遅延しました。

搭乗予定日に地上係員の問い合わせても、最初は「どこを飛んでいるのか分からない。もしかすると、飛んでいないかもしれない。本社に確認している。」との回答で、その後「機体に不具合があって遅れているようだ」となり、不安を覚えました。

搭乗予定者は、エジプト航空が用意したバスで、成田空港近くのホテル（ＡＮＡクラだったような…）に移動され、結局現地での滞在予定が一日短くなってしまいました。

これも飛行機旅のトラブルですが、長距離を飛ぶ国際線ならではです。

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