発見レポ
2021/11/17 18:12
いよいよ最大の見どころ。ここで英雄 #ホセ・リサール の生涯について学ぶのが1度目の旅行の目的でした。
それほど大きい施設ではありませんが、素晴らしい歴史遺産です。

【マニラ紀行⑥】
#フィリピン の人々にとって心の拠り所ともいえる #ホセ・リサール記念博物館#サンチャゴ要塞 敷地内の一角にあります。先の大戦で破壊された建物の一部を残しつつ、それに隣接する形で設けられています。
要塞とは別に入館料が必要です。
リサール氏の生誕から、神童ぶりを発揮した幼年時代、世界各地で留学を重ね一流の知識人になる過程、そしてフィリピン独立運動に作家として参与し、最後はスペイン官憲の追及を受け処刑されるまでの歩みが、貴重な遺品とともに丁寧に解説・展示されています。
タガログ語だけでなく英語での説明も完備。理解に困ることはありません。

日付どころか時間単位で編纂された克明な年表は、目を通しているだけで緊迫感があり、彼の辿った激動の生涯をひしひしと感じられます。「これは本物の英雄だ」と一目で確信するに足る、超絶的なエリートです。本職は腕利きの眼科医。お母さんの目を治したいという一途な想いで医学に飛び込んだというのだから、本当に驚きます。
ちなみに20ヵ国語くらいマスターしたともいわれ、作家としてはもちろん画家・彫刻家としての才能もあったようです。まさに天才😳

館内には、彼が愛用した衣類や小物のほか、当時の様子を活写する絵画、スペイン官憲による裁判の様子を再現した部屋などもありました。特に、独房でお母さんに辞世の手紙を書く様子を再現した展示は臨場感があり、目頭が熱くなります。
また、彼が日本に滞在した際に懇意となった「臼井勢似子さん」の肖像画も飾られていました。美しい和服姿です。どうも本気で恋に落ちたようです。その熱情は日記に書き残されています。
彼が生前に残した彫刻作品もありました。不気味な髑髏の死神に抱かれた艶めかしい裸婦像です。これを鑑賞して私は本当にドキッとしました。鋭い感性が胸に突き刺さってくるようでした。

リサール氏の人生を語り尽くす濃密な展示に心奪われ、あっという間に2時間以上も経過。退出する頃には、すっかりリサール氏の虜です。
ここに行かずに #マニラ を立ち去るのは勿体なさすぎます。

#文化の秋 #旅写真 #歴史探訪
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