JALトーク
2022/06/06 12:43

☔️雨の日のフライト事情☔️

皆さまお疲れ様です。

ご存知の方もおりますが、関東でも本日から梅雨入りですね。

梅雨☔️🐌🐸に入り、雨の日が多くなると、外出前には事前に天気予報を確認したり、突然の雨に備えて折り畳み傘🌂を持ったりするなど、皆さまもさまざまな対策をなされているかと思います。

パイロット👨‍✈️もフライト前に各種気象データや揺れの情報などに基づき、フライトプランを作成し、さまざまな状況に備えておりますが、航空機自体にもさまざまな対策機能が隠されています。

まず、航空機の形をご想像頂くと、先端が少し尖っているイメージをお持ちになるかと思います。その航空機の鼻先部分はレドームといい、気象レーダーを含め、いくつかのアンテナ📡が搭載されています。レドームとはレーダーとドームを組み合わせた造語です。

そのレドームの中に装備されているアンテナで、レーダーが前方の雲☁️や雨を探知して跳ね返ってきた時間を計測し、その雲との距離や雨の強度が分かるようになっています。

計測された結果はコックピットの計器に表示されます。反射強度の強いものから、赤色🔴、黄色🟡、緑色🟢に色分けされており、パイロットはその計器を活用しながら、航路上の雲や降雨の状況を確認しています。その雲が巡航の妨げになるものかどうかなどを判断し、気象状況によっては予め承認を受けた航路から変更許可を管制官にリクエストすることもあります。

パイロットは出発前に準備した気象データや航路上の揺れに関する情報に加え、航空機の鼻に備わったレーダーにてタイムリーな気象状況を捉え、安全運航に努めています。

更にレドームの表面には幾つもの線が刻まれています。これはライトニングストリップといい、万が一、航空機前方が被雷⚡️した際に、そのエネルギーを逃がす役割があります。

さまざまな航空機を正面からご覧頂くと、航空機の鼻の形をご確認頂けるほか、各機種によって顔の表情も異なっていることが分かります。

#梅雨入り
#jaltrico
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  • わかりやすい、航空教室、ありがとうございます。
    レドームが造語。知らなかったです!
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    • レドームはその中に搭載されている各種アンテナを保護すると同時に機体の空気抵抗を低減する役割もありますね。

      レドームは航空機の鼻先に取り付けられているという点からその強度を強化すると共に重量とコストを低減することが重要と言われています。そしてレドームを構成する材質も重要です。

      電波の透過率がとても大切で、航空機に使用されるアルミニウムなどの金属は使う事ができません。

      現在では主に「グラスファイバー」「グラスウール」「フッ素樹脂加工された繊維(PTFE-coated fabric)」や「テフロン」が使用されています。

      また、レドームの表面加工はとても大切で、疎水性表面でなければなりません。

      余談ですが、レドームはB777とB767では同じサイズだそうです。
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