春の房総小湊、いすみ鉄道の2人旅
#レトロな電車 #ワンコイン定食
若き日の夏目漱石や正岡子規も旅したと言う房総半島は今でもレトロな電車が走っている。
旅の出発はJR千葉駅でそこから五井駅を目指す。五井駅で小湊鐵道いすみ鉄道のチケットを買う予定だったが、観光客が大勢いたので、出発時刻に間に合わず、慌てて、電車に飛び乗った。車内はラッシュアワーのような混雑ぶり。
「この電車動くの?」と小学3年生のR君は心配した。確かに外観からしてもレトロな雰囲気の電車に少し不安を覚えたのかもしれない。
低音で響く電車の音はどこか懐かしい。チケットは混雑している車内で車掌さんから無事購入できた。R君と初めての2人旅。スピーディーな新幹線とは違うのんびりした鉄道旅を楽しんで貰えるか少し心配だった。
小湊鐵道からいすみ鉄道への乗り換えは殆ど時間がなく、駆け足で乗り換えた。養老渓谷でかなりの観光客が下車したので、いすみ鉄道からは座ることができた。
少し窓を開けると心地よい房総の春の風が吹いていた。
「森の匂いがする。」とR君が呟いた。子供って詩人だなあとその時思った。そう言えば昔、息子も「白い雲が流れていくよ。」と言った事があったとずっと私は忘れてはいない。そう、R君のお父さんが私の息子だ。
遥か彼方の新緑の林や森は、黄緑だったり緑だったり、どこまでも青々とした景色が続いていた。その景色を眺めながらR君がうとうとしたかと思うと、目指す大原駅に着いた。そこでも大勢の観光客が今か今かと黄色い電車を待っていた。
そこからは、しばらく待ってJR上総一ノ宮駅を目指した。駅前の新鮮なお魚が食べられる定食屋さんへ行った。何とワンコインで定食が食べられるのだ。天ぷら定食500円。海老天もお吸い物もとても美味しかった。R君は全部食べきれず、お持ち帰りのパックに詰めてもらった。
そこからは、スタート地点のJR千葉駅を目指した。次回は、チバニアンに行こうねと約束した。初めての2人旅は、思い出に残る楽しい旅となった。(2023.5.5)
#レトロな電車 #ワンコイン定食
若き日の夏目漱石や正岡子規も旅したと言う房総半島は今でもレトロな電車が走っている。
旅の出発はJR千葉駅でそこから五井駅を目指す。五井駅で小湊鐵道いすみ鉄道のチケットを買う予定だったが、観光客が大勢いたので、出発時刻に間に合わず、慌てて、電車に飛び乗った。車内はラッシュアワーのような混雑ぶり。
「この電車動くの?」と小学3年生のR君は心配した。確かに外観からしてもレトロな雰囲気の電車に少し不安を覚えたのかもしれない。
低音で響く電車の音はどこか懐かしい。チケットは混雑している車内で車掌さんから無事購入できた。R君と初めての2人旅。スピーディーな新幹線とは違うのんびりした鉄道旅を楽しんで貰えるか少し心配だった。
小湊鐵道からいすみ鉄道への乗り換えは殆ど時間がなく、駆け足で乗り換えた。養老渓谷でかなりの観光客が下車したので、いすみ鉄道からは座ることができた。
少し窓を開けると心地よい房総の春の風が吹いていた。
「森の匂いがする。」とR君が呟いた。子供って詩人だなあとその時思った。そう言えば昔、息子も「白い雲が流れていくよ。」と言った事があったとずっと私は忘れてはいない。そう、R君のお父さんが私の息子だ。
遥か彼方の新緑の林や森は、黄緑だったり緑だったり、どこまでも青々とした景色が続いていた。その景色を眺めながらR君がうとうとしたかと思うと、目指す大原駅に着いた。そこでも大勢の観光客が今か今かと黄色い電車を待っていた。
そこからは、しばらく待ってJR上総一ノ宮駅を目指した。駅前の新鮮なお魚が食べられる定食屋さんへ行った。何とワンコインで定食が食べられるのだ。天ぷら定食500円。海老天もお吸い物もとても美味しかった。R君は全部食べきれず、お持ち帰りのパックに詰めてもらった。
そこからは、スタート地点のJR千葉駅を目指した。次回は、チバニアンに行こうねと約束した。初めての2人旅は、思い出に残る楽しい旅となった。(2023.5.5)