タコらーめんさんのUSB充電アダプタの投稿に「※AKNって、意味をしっる方教えてくださーい！」とあって、コメントに書いたものの、せっかく語ったので投稿にしておきます😁
https://trico.jal.com/instantarticle/jaltalk/302507/

このコンテナはLD-3というタイプのULD(ユニット・ロード・デバイス)です。ULDはこのようなコンテナ型だったり、荷物を載せる板のようなパレット型だったりして、貨物をまとめてユニットにして航空機に搭載(ロード)するためのものです。IATAで規格化されています。

LD-3は向かい合わせに2個並べて旅客機の客室の床下の貨物室(ロワーデッキ)に搭載するのですが、そのために機体の丸みに合わせて角を切り落としたような形になっています。LD-3を向かい合わせに2個並べたような形のULDには、767に搭載できるLD-8や、777, 787, A350に搭載できるLD-6があったりします。

で、AKNが何かというと、LD-3のうち下にフォークリフトのフォークを差し込む穴がついているものがIATAのコードでAKN、ついていないものがAKEです。ドライアイスを使って保冷するタイプのRKNなどもあるみたいです。

737やエンブラエルなどは上記の機種と比べると小型なためロワーデッキが小さく、ULDを搭載できずバルク、バラ積みをしています。ですからランプに居る737を見ると搭載する荷物が1個ずつベルトローダーで流れていく様子を見ることができます。

同じ小型なA320やA321はLD3-45WFやLD3-46WFという普通のLD-3と比べても背が低い、特殊な形のULDではあるもののULDを積むことができます。空港の荷さばき場(ソーティング・エリア)でコンテナに詰めて、コンテナを機側に運んでいってローダーで一気に積めるとグラハンさんの業務負荷は軽減できるので、某空港のグラハンさんとJALさんのA321 neo導入の話をすると、A321の導入が楽しみだと仰っていました。

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