福岡空港から車で走ること1時間半の福岡県の筑豊地域東部に位置する自然豊かな赤村。
筑豊地域は昔、炭鉱が盛んだったことで有名ですが、ここ赤村は唯一鉱山がなかったこともあり、きれいな水と空気を活かして、米や野菜作りが盛んに行われてきました。村内にはローカル鉄道である平成筑豊鉄道が走り、周りにはのどかな田園風景が広がります。
今回、JALスカイ九州地域事業推進室在籍の2名が、赤村にある「源じいの森(キャンプ場・温泉)」を拠点に過ごした❝自分時間❞を皆さんにご紹介いたします。
大分県大分市出身。2021年2月から㈱JALスカイ九州地域事業推進室に在籍。現在は仕事を通じ新たな九州各地の魅力を知り、さらに九州愛が増加中。福岡県は、都会的な部分だけでなく、素敵な景色や様々な文化など、おもしろいものが多く、まだ知られていない魅惑の福岡を皆さまに知って頂き、少しでも福岡のファンを増やしたいと思っております。 | |
小野悠紀子 |
福岡県北九州市出身。2021年4月から㈱JALスカイ九州地域事業推進室に在籍。地元が近かったこともあり、源じいの森キャンプ場には幼いころ訪れたことがありました。大人になって、食やアウトドア、地元の方々との触れ合いなど、また違った楽しさを発見することができ、ぜひ多くの方に発信できたらと思っております。 | |
千代丸彩夏 |
源じいの森キャンプ場から車で10分程の場所に、野菜づくりや収穫体験ができる農園があると聞き、さっそく「源じいの森ファーム」に。ファームにはサツマイモ・レタス・大根・水菜など色々な野菜が栽培されており、今が旬の「サツマイモ」収穫にチャレンジしました。
サツマイモを途中で切ってしまわないように丁寧に掘り進めました。
簡単に収穫できると思いきや、意外に土の奥深くまで根が張っていて力作業に。ファームスタッフの方から収穫のコツを教えて頂き、見事に大きなサツマイモをゲット。
手にはずっしりとサツマイモの重みが!こんなに太くて立派なイモがたくさん出てくるなんて、びっくりしました
採れたてのサツマイモをたくさん抱えて源じいの森キャンプ場に戻り、待ちに待ったお昼ご飯を準備します。今日のメニューは・・・「新鮮野菜とあか村牛のブロシェット(串焼き)」、「採れたて野菜の豆乳チャウダースープ」、「スキレットでつくる特製スイートポテト」です。
バーベキューは何といっても焼き加減が大事!色とりどりの野菜とボリュームのあるお肉は写真映えにもぴったりです。
この日使用した食材のほとんどが赤村産でしたが、特に野菜はどれを食べても新鮮で、本当に美味しかったです。
収穫したばかりのサツマイモを使ったスイートポテトは自然な甘みが口に広がり、ついつい食べ過ぎてしまいました。
自然に囲まれた中での食事は最高でした。
ここで皆さんにおすすめしたいのがこちらの「源じいの森オリジナルスパイス」です!源じいの森の売店、赤村特産物センターで常時販売されています。(850円/税込)
お子さまでも食べられるよう、和風だしを混ぜて優しい味わいに仕上げたこだわりのアイテムだそうで、ブロシェットにはもちろん、なんとデザートのスイートポテトにも少し振りかけると、不思議と味が馴染んでとても美味しかったです。ふるさと納税の返礼品にもなっており、ご家庭でも活躍するアイテムですので、ぜひお試しください!
源じいの森キャンプ場では、お客さまの層や使用人数にあわせて3種類のキャンプエリア(リバーサイドエリア・グリーンシャワーガーデン・ブッシュクラフトサイト)が用意されています。
今回は川のすぐそば、グリーンシャワーガーデンを使用させていただきましたが、目の前に広がる今川の水面に赤や黄色に色づいた葉がたくさん浮かび、幻想的な風景が澄んだ空気とあいまって、贅沢な時間を過ごすことができました。
人気のキャンプ場なので、週末はなかなか予約が取りづらいですが、皆さまぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
お腹が満たされた後は、体を動かすためサイクリングへ。
なんと源じいの森では2023年2月末まで、レンタサイクルを無料で貸し出しているそう!(※台数に限りあり)
早速自転車にまたがり、風を切って赤村散策スタートです。
不思議なスポットがあると地元の方に伺い、最初に向かったのは「岩石山(がんじゃくさん)」です。赤村と添田町にまたがる岩石山(標高454メートル)の登山道から15分程歩くと、目の前に、岩と岩の間に挟まれて絶妙なバランスを保った巨石が!転がり落ちそうで落ちない宙ぶらりんな岩の姿から「落ちない岩」と呼ばれ、受験生の願掛けスポットになっているそう。実際目の前にすると納得、圧巻、感動を体感できました。
岩の下まで近づくとさらに迫力を感じます。岩を支えているようなポーズで写真を撮るのがおすすめです。
続いて向かったのは「油須原(ゆすばる)駅」です。130年の歴史があるレトロな外観が素敵で、何だかタイムスリップしたような感じです。
駅を後にして線路沿いにペダルを漕いでいると、ちょうど平成筑豊鉄道が走ってきたので、思わず手を振ってしまいました。
平成筑豊鉄道は福岡県の直方市~田川市~行橋市を繋ぐローカル電車で、地元の方には「へいちく」という愛称で呼ばれています。
今回のサイクリングで見つけた一番のおすすめスポットは、表紙の写真に選んだ、まっすぐ延びる田んぼの間の一本道。周りに遮るものがなく、車もあまり通らないので田舎風景を独り占めできました。
「さっき登った岩石山はあの山かな?」「源じいの森はあの辺りかな?」など思い返しながら風景を眺めるのも楽しみの一つです。
また、大きなイチョウがきれいな「今川公園」や1617年に社殿を構えたといわれる村の守り神「我鹿(あが)八幡神社」にも道中立ち寄りました。
自転車だと、「ちょっと止まって観てみよう」という気持ちが湧いてきて、新たな発見が生まれ、普段車に乗っているときには気づけなかった、空気感や四季を感じさせる風景などを楽しむことができました。
サイクリングを終え、旅の締めとして向かったのは「源じいの森 温泉」。
疲れを癒すのにぴったりなこの温泉は、赤村の方だけでなく近隣の市町村からもお客さまがいらっしゃる憩いの場になっています。
食べて、動いて、最後には温泉に浸かれるとは!健康的で充実した一日となりました。
いかがでしたか。普段パソコンに向かい仕事をしている私たちにとって、赤村で過ごした時間は最高のリフレッシュとなりました。地元の食材を味わったり、少し汗をかいてみたり、当てもなく散策してボーっとしてみたり・・・普段の生活では気づくことができない新しい魅力を発見できるかもしれません。
皆さんも赤村で、ご自身だけの「自分時間」を過ごされてみてはいかがでしょうか。
もっと赤村について知りたい!という方は、【赤村の公式PR動画】や【JALふるさと納税のご案内】もご覧ください。