🇫🇷ある意味正解なフランス流サービス＊Certains côtés sont correct pour le service français

最近、リヨンへ来るたび、立ち寄っている老舗カフェ・Des Négociants (カフェ・デ・ネゴシアン)

時間がない知人との慌ただしいランチ。

1時間で食事を終えたいと伝えると「それなら食事を取らずに出た方がいい。うちはお望みのサービスを提供できないから」と言われた。

なんともフランスらしい。しまった…！と思い、直後に「1.5時間」と訂正しなんとか奥のソファ席へ案内された。

①②とりあえずの乾杯は辛口の白、シャルドネ。知人はなんとシードル。笑

おしゃべりに夢中でシェアしたシーザーサラダと知人がオーダーしたオニオン・グラタンスープ(Soupe à l’oignon)どちらも撮り忘れ🤣

③鶏肉のris de veau / リ・ド・ヴォ)とフォアグラのファルシ、シュプレム(濃厚クリーム煮詰めソース)とピュレ(ジャガイモ)

デザート好きな知人のためにデセールまで一気に注文しようとしたら、スタッフからは「メインが終わった段階で決めましょう。まだお時間があるか、満腹度合いもありますし」との忠告。

結局、時間の関係でデセールは諦めた。滞在時間80分。スタッフの的確な忠告のおかげで慌てて食べ込むことなくお店をあとに。

フランスのレストランサービス(食事)は長い。1卓ひと皿を全員同じタイミングで終えてから次のひと皿というのがスタンダードのフランスでは、お昼で2時間、夜は約3時間かかる。

客側の希望で「時間をまく」という概念は店側にはなく、それより短い食事ならファーストフードとなる。

お昼はきっかり12時からでないとオーダーテイクをしない。

店側のスタイルに客側が沿い、ゆっくり味わい食事そのものを楽しむ。ある意味、正解なフランス流サービス。

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