昨今の状況により、これまでの生活様式はもちろん「旅」の概念やスタイルも変わりつつあります。そこで、楽しくご旅行いただくために新たなアイデアや工夫が必要だと考え、今年7月にジャルパックとのコラボイベント「ひとり旅トーク」を実施しました。
イベント当日は旅好きなtrico会員の皆さんとJAL、ジャルパックスタッフで「ひとり旅」をテーマにオンラインで座談会を行い、たくさんの貴重なご意見をお伺いすることができました。
そしてこのたび、皆さんからいただいたご意見がJALダイナミックパッケージの「ひとり旅」ツアーとしてカタチになりました!
そこで今回は、ジャルパックの高畑さんと大久さんに「ひとり旅」ツアー商品化の舞台裏とおすすめプランを教えてもらいました。
ーー なぜ“ひとり旅”に焦点をあてた「ひとり旅トーク」のイベントを考えたのですか?
大久:昨今の状況により密を避ける動きが増えていることや少人数での移動が増えていることはもちろんですが、以前から単身世帯の増加やSNSなどによる興味の多様化などからも、“ひとり旅”に需要があるなということは感じていました。
また、JALダイナミックパッケージにご参加いただいたお客さまにアンケートを実施しているのですが、そのアンケートにも「ひとり旅に行きたい」「ひとり旅におすすめの観光オプションがあったら嬉しい」というお声が多かったため、ひとり旅の商品を作りたいと考えていました。
高畑:商品企画にあたり、アイデアが豊富なお客さまの生の声をお聞きしたいと思い、旅好きの方、旅慣れた方が集まるJALの旅コミュニティtricoの会員の皆さんのことが思い浮かび、コラボイベント「ひとり旅トーク」が実現しました。
ーー 座談会ではどのような意見が出たのでしょうか?
高畑:一番多かったのは「食事が困る」というご意見でした。「せっかくの旅行なのでたくさんの種類のご当地料理を味わいたいけど、一人のため1つ注文するとそれだけでお腹がいっぱいになってしまう」というようなお悩みが多かったですね。また「ひとり旅だと旅行代金が高くなってしまう」というご意見もありました。
大久:ほかにも宿泊施設について「荷物を持ち歩くのが大変なので駅から近いホテルがいい」ですとか「夕食は街中で食べたいので繁華街近くのホテルがいい」「最終日は観光のあとホテルに帰って少しゆっくりしてから帰りたいのでレイトチェックアウトだと嬉しい」などのお声もありました。
そもそも温泉旅館やリゾートのアクティビティは“2名から”という設定も多いため、ひとり旅だと選択肢が狭まるというご意見もありましたね。
ーー 座談会を通じて得た気づきを、どのように商品に落とし込んだのでしょうか?
大久:イベントにご参加いただいた皆さんのお声から、ひとり旅は性別や年齢を問わず幅広いお客さまが対象となり、お客さまごとに旅に求めるものが異なることがわかりました。そのなかでも、ひとり旅の悩みとして共通してあがったお声をピックアップし、“解決するには何が必要か”ということをポイントに、設定するホテルや旅館、観光や食事などのオプショナルプランの選定を行いました。
ホテルについては、駅や繁華街に近く、観光や食べ歩きなどにも便利な立地のホテルを設定しました。
また特典として「レイトチェックアウト」をつけているホテルも多数ご用意しています。
高畑:特にお悩みが多かった「食事」については、一人でも入りやすいお店を選定し、少しずついろいろな種類のお食事をお楽しみいただけるようなオプショナルプランを設定しました。
また、温泉旅館やリゾートはビュッフェ形式の夕食が多いのですが「ひとり旅でビュッフェはちょっと…」というお声も多かったので「食事処」や「お部屋」で懐石料理などを召し上がっていただける宿泊施設を中心にラインナップしています。
ほかにも「ひとり旅=高い!」というイメージを払拭できるよう「ひとり旅」専用のオプショナルプランは非常にお得なお値段でご用意していますよ!
ーー 具体的にどのようなオプショナルプランがあるのでしょうか?
高畑:例えば“鍋料理”。外で食べると2名からしか注文ができないので泣く泣く諦めたというご経験をされた方もいらっしゃると思います。ですがせっかくの旅行です。お一人でもぜひ地元の名物をご堪能いただきたいという想いから、博多の郷土料理“水たき”で有名な「博多華味鳥」さまに「ひとり用鍋の特別メニューを設定してくれないか」と今回のコンセプトに沿って交渉を行いました。
「博多華味鳥」さまのご協力もあり、このたび一人でもお気軽に、そしてお得に味わえる「水炊御膳特別プラン」ができました!このプランは水炊(小鍋)御膳に親鳥たたき、華味鳥生ハム、ソフトドリンク1杯付きでなんと1,000円!3,300円相当のお料理がこの値段で食べられるのは「ひとり旅」のオプショナルプランならではです。
ーー 商品を企画するにあたり苦労したことはありますか?
高畑:旅館などの宿泊施設では「できれば2名以上の利用で掲載をしてほしい」というご依頼が多いので、各施設との内容の話し込みや交渉に時間がかかりましたね。
大久:お客さまごとに旅の目的が違うので、お客さまの旅のスタイルに合わせたホテルや旅館の選定に苦労しました。例えば「観光メインなのでホテルでは寝るだけでいい」という方もいらっしゃれば「ホテルでゆっくりと過ごしたいから少し贅沢な宿泊施設に泊まりたい」という方もいらっしゃいます。
旅のスタイルに合った宿泊施設をお客さまに簡単にお選びいただけるようにサイトの見せ方も工夫をしました。
ーー どのような点を工夫されたのでしょうか?
大久:宿泊施設を「シティ(カジュアル)」「シティ(プチ贅沢)」「温泉」「リゾート」の4つのカテゴリに分けました。宿泊施設のカテゴリが色ごとに分かれているので、ご自身のスタイルに合った宿泊施設を探しやすくなったのではないかと思います。
ーー 発売してみて感じたことはありますか?
高畑:お客さまの声に応える形で商品を作ることができ、とても達成感があります。今は一人でも多くのお客さまにジャルパックの「ひとり旅」を通じて旅の魅力を感じていただけたらと思っています。まだまだラインナップも十分とはいえないので、ジャルパックの「ひとり旅」をこれからも進化させていきたいです!
ーー 最後にお二人のおすすめ「ひとり旅」プランを教えてください!
大久:私は“北陸”でカニをお楽しみいただくプランがおすすめです!カニが水揚げされる冬場は、新鮮なカニを堪能できる絶好のシーズンです。季節限定で「蟹懐石プラン」を設定している宿泊施設もありますので、ぜひこの時期に北陸へ行っていただきたいですね!
高畑:私は“沖縄”でジャルパックのオリジナル観光バス「JALうたばす」をお楽しみいただくプランがおすすめです!「JALうたばす」は名前のとおり、バスガイドさんによる三味線や島唄を聴きながら沖縄の観光スポットを巡る観光バスです。オプショナルプランとして人気スポットを巡る2つのルートをご用意していますので、一人で移動が困るという方にもおすすめですよ♪
一人だからこそ自由気ままに楽しめる「ひとり旅」は、誰かと一緒の旅とはまた違った楽しみがありますよね。自分だけのオリジナルツアーにアレンジできるJALダイナミックパッケージの「ひとり旅」で、素敵な旅の思い出を作ってください♪
この記事でご紹介した以外にもたくさんのオプショナルプランがありますので、ぜひ以下Webサイトをチェックしてみてくださいね。
詳細はこちら:https://www.jal.co.jp/jp/ja/domtour/jaldp/hitoriryoko/